金沢・山中・永平寺

雪の永平寺 千里金蘭大学人間社会学科の「北陸キャンプ」に行ってきました.2年生対象のこの企画,新学期の開始を前に,各コースでの専門的な学びの準備作業に取り組むことがそのねらい.かなり早い時期からアイデアはあったのですが,なんやかんやと立て込むうちに遅くなり,そのうちに学生たちもいろいろな予定が入ってしまい,結果的には教員6名・学生7名という数になってしまいました.実質的には「文化表現コース」の「ショートフィルム」のコンテンツ作成が活動のメインに.ところが,すでにテレビ報道でご承知のように天候は大荒れ.初日の金沢・兼六園は横殴りの激しい雨,二日目は日本海側に来たことを実感させられた曇天と寒さ,そして三日目の今日は一面の銀世界.はからずも忘れようとしても思い出せない(?),記憶に残る研修旅行となりました.



●3月5日(月)
 8時45分に大学集合,9時出発という予定は15分程度の遅れで始まりました.観光バスで大学を出発,茨木ICまでの混雑が激しかったのですが,それでもほぼ予定通りに金沢市内へ.今日のメインは「兼六園」.ところが,前日までの穏やかな天候が一変し,我々が到着した頃には横殴りの激しい雨.休憩所で傘を借りて見学をはじめては見たものの,とても普通には歩けません.早々に退散し,そのままホテルへ直行しました.
 旅の夜の楽しみは何と言っても食事,今夜は観光客にも人気のお店・近江町食堂近江町市場の中にあるこのお店,海鮮をふんだんに使った三宝盛が人気メニュー.私のお気に入りは金時草,ほうれん草にモロヘイヤの力強さをミックスしたような野菜,おひたしも酢の物も結構でした.
●3月6日(火)
 二日目は,朝一番で忍者寺(通称,正しくは妙立寺)へ.寒い中でしたが,当日の予約にも対応していただき,何よりも流れるような解説の女性職員に圧倒されました.西の茶屋街・犀川を散策した後,メインは金沢21世紀美術館.ここはじっくり見学しようというわけで,お昼を挟んで3時間の自由行動.ところが,sampe氏と私の二人は,こっそり抜け出して昨晩お邪魔した近江町食堂へ.昨晩食べ逃した魚の煮付けを昼食に.店内は地元客・観光客を含めての大賑わい.我々は「煮魚定食」(sampe氏は**八目,私はダルマガレイ),それに金時草を追加で頼み,寒さしのぎに「立山」を燗にして少しだけ(?).いやぁ,至福の時間でした.美術館を出てからは,東の茶屋街を見学した後,今夜の宿である山中温泉へ.冷え切った身体を温めてくれるお湯と,食事の後の「卓球大会」の盛り上がりで,二日目の夜は賑やかに更けていったのでした.
●3月7日(水)
 朝起きると,あたりは一面の銀世界! 急きょ予定を変更し,午前中の目的地を東尋坊から永平寺へ.一度は行きたいと思っていたところに加えて,テレビや写真でおなじみの雪景色,大変満足できました.グループ参拝故,十分な時間がとれなかったのは少し残念ですが.土産物店で昼食・土産購入後は一路大阪へ.ところが,武生〜敦賀間が事故のために閉鎖.国道8号線経由で若干ロスはしましたが,大学に到着したのが17時30分,ほぼ予定通りにスケジュールをこなすことが出来ました.
 ちなみに,今回のお土産は21世紀美術館のミュージアムショップで購入したトートバッグ,近江町市場で購入した「かぶら寿司」.早速夕食に頂きましたが,ちょと甘みが勝っているかなという気がしますが,しかし,美味しくいただきました.
 いろいろな仕事の合間に実施した今回の北陸キャンプ,かならずしも十分な準備が出来たわけではありません.しかし,1年生の京都研修同様,学科行事としてきちんと位置づけて,もう少し内容を豊富かしつつ継続したいと考えています.参加者の皆さん,どうもお疲れ様でした. 😉

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.