非常勤最終週

 4月11日から始まった非常勤、今日で前期の日程を終了しました。旧カリキュラムの最後の学年ということで、原則的には今年で終了のはず。とはいえ、過年度生=留年がゼロということはないでしょうから、来年も開講の可能性大、久しぶりにお会いしたS教学部長からもそれらしいことを(?)耳打ちされました。ま、乗りかかった船、というよりも乗ってしまった船ですからしかたありません。今日は旧知のスタッフとこれから打ち上げ、まだ仕事中の彼らを待つあいだ、非常勤講師室からの更新です。

 私の担当科目は「環境情報論」「過疎対策論」、どちらも試験はせずに今日の最終授業の中で「レポート」を書いていただきました。実質的には「試験」なのですが、これを「試験」としてしまうといくつか融通が利かなくなる点があるための措置です。もっとも、全員が4年生ということで、「保険」としての登録者がかなりの数を占めているために、単位を必要とするのは半分くらいかな?
 「環境情報論」は、中身としては環境社会学のテキストを使用しての講義です。今日の「レポート」では、社会的距離・コモンズ・景観という3つのトピックスについて述べてもらいました。教科書やノートを参照しながらの記述となりますが、実際には普段の授業を聞いているかどうかは一目瞭然。
 続いての「過疎対策論」、こちらの中身は観光と環境の社会学。レポートの形式は同じ、こちらは「過疎問題の意義」を述べたあとで、教科書に掲載されてはいるが授業時には触れなかった4つの「コラム」についてのコメントを書いてもらうことに。ここらあたりも、今日はじめて教科書を読んで四苦八苦しているものもいれば、先週の授業時に指示したとおり、きちんと下読みした上ですらすらと記述するものありと、なかなか楽しい光景です。
 彼らの努力の詰まった(?)重い答案を持ち帰り、明日以降は隙間を縫っての採点作業。結構まじめに読むのですよ、時間はさほどかからないけれど。何とか来週中にこの作業を済ませ、次は本務校の授業をまとめねばなりません。まだまだ夏休みまでは遠い。 🙁

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.