コマイとホッケ

 2月1日(金)の夜、阿吽坊で「美食産想」というイベントが開催されました。阿吽坊に食材を入れている近江正隆さんは、脱サラして東京から北海道へ移り住み、漁師をする傍ら都会の消費者へ十勝の恵みを送ろうと、オンラインで旬の逸品やさんというショップを開いています。メインの商品は本ししゃも、この食材を利用したイベント・京の柳葉魚の会を開催したのは2005年10月22日のこと。今回の企画は、海の幸だけではなくて十勝浦幌の大地の恵み(水も!)含めて味わっていただこうという物。珍しかったのは、コマイホッケ。とくにホッケは生のものを煮魚にしていただきました。カメラを忘れたので、写真がないのはゴメンなさい。 :mrgreen:

 普段の阿吽坊のメニューでは、浦幌直送の「インカのめざめ」というジャガイモで作ったポテトサラダがお気に入り。季節になると、行者ニンニクの天ぷらも美味しい。しかし今回驚かされたのは、何と言ってもホッケ! 普段の我々は、開きの干物に出会うくらい。しかし、漁師さんたちは好んで刺身で食べられるとか。今回は煮魚でしたが、少し控えめの味付けとよく合っていました。それと、コマイ(ちゃんと氷下魚と変換されますね)ははじめていただきましたが、鱈のように身離れのよい白身です。こちらは一塩干しといった程度のものを、焼いていただきました。
 今回のイベントは食材に限りがあることから告知できなかったのが残念でした。しかし、食の安全性がマスメディアを賑わすここ数日、生産者の想いを込めて本物の食材を消費者へ届けようとする近江さんたちの活動は、大変貴重です。生産者と消費者を強くつなぐことが、食の安全性と自給率向上の何よりの道。十勝浦幌の食材は、オンラインで注文できます。是非一度、お試しください。

 旬の逸品やさん

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.