二度目の文楽

しっかり予習 11月16日(日)午前9時、混雑する京都駅へ集合した一行4人は、私以外は初めての文楽体験。京都から大阪までJR新快速で約30分、その間日本芸術文化振興会発行の『文楽−鑑賞のために−」というパンフレットや、藤十郎さんの解説記事を読んでしっかり予習。大阪駅で地下鉄御堂筋線でなんばまで、千日前線へ乗り換えて隣の日本橋で下車、地下鉄から劇場までの通路がきれいになっていたのでびっくり。到着したのは10時15分くらい、開場までの間展示室でいろいろ勉強。縄文自由人のツレアイは、ボランティアガイドさんを捕まえて三味線を弾いたり下駄を持ち上げたり(ストッキングでなければ履いてみたかったと)大はしゃぎ。ただ、終演後のどさくさで待機していただいていた藤十郎さんに紹介できなかったのは残念。我が家に戻ってからは、前日の第2部鑑賞のharimayaさんも加わっていつもの宴会、いやぁ、楽しい一日でした。

081116_26 今回は、開演前にプログラムを購入し、イヤホンガイドも利用することに。さらに前回はかなり前の席だったので全く気づかなかったのですが、今回は後ろから2列目、舞台の上に字幕があることに初めて気づきました。確かにイヤホンガイドは親切なのですが、途中からは少し鬱陶しく感じるようになりました。人形もしくは太夫に見入っているときに解説が入ると、集中が途切れてかえって邪魔。ただ、さすがに人形の表情は見にくいので、次回はオペラグラスを用意しなくては。そういえば、隣の女性はちゃんと用意されていましたね。いろいろと、勉強になります。
 今回我々が鑑賞したのは第一部、プログラムは次の通り。

双蝶々曲輪日記
 難波裏喧嘩の段
 八幡里引窓の段
八陣守護城
 浪花入江の段
 主計之介早討の段
 正清本城の段

 私には解説はできませんが、本当に楽しませていただきました。となりの縄文自由人は世話物で泣き、時代物で怒っておりました。「与兵衛さん、えらい!」「北条時政、許せん!」。個人的には、豊竹咲太夫さんの語りがとても魅力でしたね。さっそく夜の宴会で、『文楽の笑い方』をまねてみたりもしましたが、狂言と同様に腹から声を出すのは身体によさそう。心地よい疲れと酔いで、熟睡できました。藤十郎さん、お気遣いありがとうございました。 😀

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.