子子子子子子子子子子子子

名月堂のニッキ餅

 昨日は本来出勤日であったのですが、ここしばらくの体調不良を見かねた同僚sampe氏のご厚意でお役目交代、お休みとさせていただきました。それなら家で大人しくしておくべきところではありますが、今年の夏の隠れミッション(=京のおまんを極める)を遂行すべく、例によって京都市バス1日乗車券利用のミニツアーとなったのであります。今回の目的はお盆の恒例行事・六道詣りが行われている六道珍皇寺を中心としたエリアを散策し、名月堂でニッキ餅をゲットすること。写真は戦利品のニッキ餅、あえてたとえるなら福井の羽二重餅を数枚重ねたところへニッキを効かせた感じ。あっさりとでもしたたかで、やみつきになる味ですね。宮川町の花街の一角にあるこのお店、昔からある町内の普通のお菓子やさん的雰囲気、こんなところで普通に本物が作られ売られているのですね、さすがは京都であります。

 ところでタイトルの「子子子子子子子子子子子子」、ご存じでしょうか?六道珍皇寺といえば、かの小野篁が冥界に通ったという井戸で有名なところ。その小野篁が嵯峨天皇から「これが読めるか?」と提示されたのがこの文字列、で、読めますか?そう、答えは「ねこのここねこ、ししのここじし」と読むのであります。あいにくと六道詣りがこれほど多くの人を集めると言うことを知らずに行ったために、境内の混雑に呆れて早々に退散した次第、念願の井戸には後日再チャレンジすることに。しかし、名月堂でいただいた周辺散策用パンフレット「五条参道六原散策」の副題は「今も残る町家の風情と清水焼の窯がある街」、清水寺とは東大路を挟んで反対に位置するこのエリア、けっこう奥深くて興味は尽きません。盆が過ぎたらもう一度行ってみようと思います。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.