桂米二独演会(2013年6月1日)

[flickr id=”8910375610″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”large” group=”” align=”left”]  京の噺家・桂米二さん、地元での年一回の独演会は恒例の龍谷大学アバンティ響都ホールにて。ただし、本日のプログラムによればここでの開催は今回で最後とか。個人的にはバス一本で行けて、帰りには買い物して帰れるという好ましい立地。今日は前から二列目でしたからきちんと確認していませんが、入りは八部程度か。これではペイしないのか、それとも他に理由があるのかわかりませんが、次の会場がどこになるのか、かなり気になりますね。

動物園(桂二葉)
いささか寝不足気味なので、開演前から睡魔の誘惑が半端ではない。途中から断続的に意識が飛んでしまい、申し訳ないことでした。ある意味、安心して聴いていられたと言うことなのかも知れません(17分)。
ふぐ鍋(桂米二)
冬の話という印象が強いのですが、季節感をあまり出さねば今頃演じてもさほど違和感はありませんね。面白かったのは、御馳走になる旦那の名前、本日は島岡医院の先生の名前を使っていたのが個人的にはツボでした(23分)。
三枚起請(桂米二)
ここへ来て再び睡魔に襲われ、やはり何度かウトウトしてしまいました。一人の娼妓にだまされた三名の友だち、それぞれの描き分けは誠に結構でしたが・・・それでも眠かった、ごめんなさい(41分)。
仲入り
漫才(酒井くにお・とおる)
若い頃に何度か通った道頓堀・角座などでは、漫才が続く間に落語が入るという構成。本日のプログラムは、まことに隔世の感があります。この兄弟コンビ、結成は1972年とまさにその頃、岩手県出身故当初は訛りが気になっていましたが、いつしかそれが味わいとなって40年を超えるベテランに。やはり、ライブは面白い、すっかり目も覚めて堪能させていただきました(25分)。
饅頭こわい(桂米二)
ゲスト効果か、米二師もずいぶんとリラックスした口調。三席目で疲れもあるのでしょうが、むしろ今日はこの噺が一番聴きやすかったですね。誰もが知っているネタではありますが、安心して聴かせるには技術が伴わなければなりません。大好きな「櫓コタツ」をしっかり演じ、最後の煙草を飲むとぼけたシーンが結構でした(38分)。

 終演後は混み合うエレベーターを避けて階段へ、途中1階の「やまや」でワインと日本酒をゲット、そのままMKで自宅直行。ほどよい疲れで、今夜も美味しい酒が飲めそうです。

投稿者: myon

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