第五回桂米二一門会

[flickr id=”9995474003″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”large_1600″ group=”” align=”left”]  京の噺家・桂米二さんの一門会、数えて五回目は2013年9月29日(日)。米二さんは米朝師の十二番目の弟子で今年で入門から37年、一番弟子の二乗君は11年目、二番弟子の二葉ちゃんは2年半。実はこの一門会は2012年1月29日(日)が一回目、何と私は予約第一号という栄誉を獲得したのです。それもあって、京都での一門会はかかさず出かけることとし、二回目が2012年5月6日(日)、三回目が2013年1月27日(日)、四回目が2013年5月5日(日)と順調に回を重ねてきました。すでに、来年2月2日には六回目が予定されていますが、果たして二葉ちゃんの年季明けはいつになるのか、気になるところですね。

東の旅発端〜煮売り屋(二葉)
上方落語特有の見台を小拍子と張り扇で叩く演出、理にかなった稽古法ですね。プログラムの解説にもありますが、やはりこれはきちんと経験しておいた方がいいと思います。これまで何度か聴いていますが、二葉ちゃん、確実に上手くなっています。声量と間、余計なくすぐりなど気にせずにこの二つをちゃんとしていれば、客は安心して聴くことができます。発端から煮売り屋までの30分、見事でありました。
七度狐(二乗)
後で師匠からも公開だめ出しがありましたが、プログラムの狙いが台無しになりました。つまり、二人の弟子で東の旅のリレー落語という趣向ですから、余計なマクラなど振らずにそのまま喜六・清八の旅を続ければいいのです。聴く側も気分がそがれて噺に入りにくくなりました、29分。
つる(米二)
上方落語の入門編、それ故前座は落語のリズムを身体に入れるために無心に取り組むべきネタ。逆に、ベテランが演じると、何と言うことはないのに笑ってしまうネタでもあります。米二さんでは初めてかも知れません、ベテランらしい工夫=適度のメリハリを付けてまことに結構。次の大ネタの前で、きちんと空気を作ってくれました、21分。
はてなの茶碗(二乗)
京を舞台にした噺でも、「京の茶漬け」は京都人の前ではやりにくいネタの代表格、その点このネタは京都でも堂々とやれる京ネタ。二乗君、噺の出来はまずまずであったと思います。大坂と京の商人気質の違い、年齢差も含めてきちんと演じておられました。ただ、マクラがいま一つ・・・、無理せずにそのまま本題に入っていくのも一つのやり方だと思うのですが、26分。
仲入り
無礼講トーク
二乗・二葉の二人が先に登場して、「かっぽれ」を踊って見せました。その後二人のやりとりから師匠登場・・・のはずですが、トークがちっとも盛り上がらない。結局、焦れて登場した師匠からの公開だめ出しという流れ。う〜ん、この企画はいりませんね、後のネタが楽しみなのに疲れが倍増した気分、16分。
胴乱の幸助(米二)
「はてなの茶碗」に続いて京が舞台となる噺、この一門会にはふさわしい選択ですね。「寝床」と並ぶ文楽ネタ、ただし実際の語りはこちらにしか入りませんから、浄瑠璃が好きになると無性にやりたくなるのでしょう。稽古屋で師匠が「帯屋の段」を語るところ、普段よりも長めであったような・・・。遅れてきた文楽好きにとってはたまりまへんな、大満足の42分。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.

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