人並みに・・・

 23日(月)朝のこと、目覚めて布団の中で伸びをしようとするとクラクラ・・・、目眩であります! “朝目覚めて3秒後にはすき焼きで宴会が可能な男”というのはずいぶん前のコピー、それはともかく、少々焦りました。しばらくして呼吸を整えてからゆっくりと身体を起こし、慎重に立ち上がってトイレへ。ところが、便座から立とうとするとまたクラクラ、少し時間をおいて壁づたいに布団へ戻りました。今度は吐き気、あわてて洗面器を持ってきて貰ってそのまま嘔吐。いよいよ不安が増しての血圧測定、案の定下が100を超えている。幸いなことにツレアイが在宅していたため、付き添って貰って近くの病院(ツレアイの勤務先)の時間外診察へ。診察室では、想定通り「脳梗塞」の症状チェック、その後MRIを初体験。結果的には、「頭には何も異常はない」との診断で、「おそらく過労から来るストレスか、一度耳鼻科の診察を受けるように」との指示。明けて24日(火)、朝一番で近くの病院(ツレアイの勤務先)の耳鼻科へ、聴力検査や目眩のチェックなどした後で「特に問題は認められない、やはり一過性のものであろう」と。やっと気持ちが落ち着いて帰宅、「過労・ストレス、やっと私も人並みになれた」と独りごちたのでした。

 MRI検査の前に紙を渡され、既往症のチェックなどの最後に「閉所恐怖症はありますか?」。そうか、以前ざこば師匠がMRIが怖いので止めたとの話を聞いたことを思いだし、「閉所」とはどれくらいなのか・・・と少し心配に。検査室へ移動して横になり、頭の両側にクッションを入れて顔一面にマスク状のものがかぶせられる。気分が悪いときは押すようにとのコールボタンを左手に持っていよいよスタート、ベッドが器械の中へスライド、やがて大小取り混ぜて色んな音が響き出す。最初は音の変化や長さをカウントしようかとするもすぐに放棄、自分の呼吸数を数えることに、何しろ時間の感覚が分からなくなるのが不安。特に気分が悪くなることもなく、呼吸数が300を超えたあたりで終了、自分では6分強と判断、実際は8分程度か。ともあれ、初体験のMRI検査は恐怖どころか、案外楽しいものでした。
 とまぁ、いくらお気楽オジサンとは言え、今回のことはやはり大きな反省材料。これまでストレスを感じてこなかったというのは、それがなかったということではなく、殺してきたということなのでしょうね。もう少し、素直に生きようと思い直したことでした。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.