立川談慶師を読む

 連休初日は昭和の日(もちろん私など「天皇誕生日」の方がしっくりきますが)、ゆっくりと読書を楽しみました。まずは立川流真打ち・立川談慶師の『大事なことはすべて立川談志に教わった』、類書にありがちなインタビューをまとめた読みやすい(=中身の薄い)ものかと思いきや、どうしてどうして中身がしっかりとした、読み応えのある良書でした。関西の落語好きに結構多い「落語は好きやけど東京の落語家は・・・」という方、立川流噺家のメンタリティーがよくうかがえて身近に感じることが出来ますよ。おまけに前座名が「立川ワコール」とくれば、私のような京都在のものには一挙に身内感覚、機会があれば是非生で聴いてみたいものです。
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