第223回上方落語勉強会

 近頃はブログの更新頻度がすっかり落ちてしまいましたが、落語会の記録だけは忘れないようにしたいと思っています。京都府立文化芸術会館で開催されるこの会、調べてみると2009年3月25日以来4年ぶり、さらにさかのぼると2008年5月24日の200回記念の会となります。この会場は桂米二さんのホームグラウンドとも言うべき場所でよく利用しますが、今年からは友の会に加入したこともあってさらにお得に。チケット代の差額を利用して、近頃は御所東側の駐車場を利用するようになりました。おかげで、終了30分後には自宅でビールがいただけます。以前ならその日のうちに投稿していたのですが、さすがに睡魔には勝てず、翌朝の更新となりました。
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第六回さん喬・松喬二人会

[flickr id=”7660337770″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”medium_800″ group=”” align=”left”] 昨年7月31日に第四回を聴いていますが、年末に松喬師の肝臓癌が発覚、それ以後の闘病生活についてはご本人がブログで報告されています。経過についてはそちらをご覧いただくこととして、何しろ久しぶりに拝見した姿がげっそりとやつれています。7月11日に放送された「平成紅梅亭」の画面でもいささかお疲れのようでしたが、明らかにその時より辛そうな印象。高座に座る際見台に手を置いているところから、本当に大丈夫かと心配しました。ところが、噺に入ると段々と調子が出てきて声の張りは素晴らしい。ご本人も仰っていましたが、精神力の強さに感じ入りました。記憶に残る1日、やはり行っておいてよかった。
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桂文我上方落語選100回記念は東の旅通し

[flickr id=”6887503842″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”medium” group=”” align=”left”] 桂文我さんが主催されている「桂文我上方落語選(京都編)」が、めでたく100回を迎えられ、その記念の落語会が4月1日(日)朝から3部構成で開催されました。会場はいつもの京都府立文化芸術会館和室、私は第1部および2部を拝見しました。午前中こそ若干空席がありましたが、午後からは満杯、仲入り以外に「換気休憩」をするほどの熱気。内容は第1部が「東の旅(往路)」2部が「東の旅(復路)」、そして私は聴いていませんが第3部が「けったいな落語会」という珍品特集、大変充実した番組でした。もっとも、満員の和室でそれぞれ3時間噺に集中するというのは、出演者は交代されますが観客にとっては一種の苦行、いやぁ疲れた。次回からは200回を目指すというこの落語会、可能な限り通いたいと考えています。
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歌之助が遺したネタ達(2012年1月4日)

 いつの落語会だったか忘れましたが、その日戴いたチラシにあった標記の落語会が気になって、今年初の天満天神繁昌亭に出かけてきました。2代目歌之助という方は、入門当初は「扇朝」という名前で、私など実はこちらの方が親しみがあったりします。昨晩のプログラムによれば、米朝師への入門が1967年7月、歌之助への改名が1975年1月ということですから、私が高校生の頃、まだ駆け出しの時に何度か聴いているということになりますね。後年になって桂米二さんの高座などで「不幸を呼ぶ男」というエピソードをよく聴きましたが、残念ながら個人的には体験しておりません。亡くなられたのが2002年1月2日、丸10年ということで桂九雀さんがプロデュースされたのがこの会、出演者が故人の思い出を語りつつ、教えていただいたネタを披露するというもの。当代歌之助君の人柄もあって、あっさりと嫌み無く、とても気持ちのいい会でありました。
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