11月10日（土）11日（日）の二夜連続で、NHK(BS hi)で「にっぽん 心の仏像」という番組が放映されました。結局2日間とも見てしまいましたが、ビデオ撮ればよかったなぁ。フィナーレ直前に、進行役の谷村新司が訪れた熊野の様子が流されてました。熊野への入り口は何と舟から楯ヶ崎の前を通り、さらに観音道を歩くシーンにつなぎます。「聖地・熊野」という取り上げ方はメディアでは珍しくありませんが、熊野灘・熊野古道伊勢路から取り上げるというのは、これまでは考えられない作り方ですね。個人的にはかなり嬉しい。中身も良かったですよ、12月24日に再放送されると言うことなので、BS受信可能な方には、是非見てもらいたいと思います。
視聴者からの投稿をもとにしての制作ではありましたが、個人的にも大層思い入れのある仏様やお寺、景色も登場して楽しめました。大分・臼杵の磨崖仏は家族旅行で歩いた場所、三重・松阪の朝田寺はかつて単身赴任していた思い出の地、京都・伏見の石峰寺は故・伊藤ルイさんの好まれた場所・・・。ゲストも多彩でしたが、前夜より今夜の方がよかったですね。司馬遼太郎さんの短編でおなじみの鹿児島の沈壽官さん(「故郷忘じがたく候」）や宇崎竜童さん、とくに宇崎竜童が石峰寺をたずねるシーンに流れていた「知らず知らずのうちに」、速攻でCDを注文しました。 
紅葉が終わって観光客が一段落したら、あちこち仏像をたずねる企画を実現したいと思います。
