椿三十郎

 週明けからは少しハードなスケジュールが続くので、朝一番の気分転換は映画、東宝シネマズ二条椿三十郎を見てきました。いつもならネット予約するところですが、シネマイレージのポイントがずいぶんとたまってきて、今朝の段階で3本分無料。例によって2分間140円の旅は、途中で年末ジャンボも購入して、到着は上映15分前。カウンターでのチケット購入は初めて(?)、いつも通りに一番後ろの席をゲット。ホットコーヒーを買い込んでの場内は、朝一番にしてはそこそこの入り。結構年配のカップルが多いですね、やはり黒澤ブランドの力でしょうか。

 私自身は黒澤映画には詳しくないのですが、椿三十郎のオリジナルが上映されたのが1962年1月1日。当時の主演はもちろん三船敏郎、相手役には仲代達也、若侍が加山雄三、見張り役が小林桂樹と幸いにも主な俳優はほぼ認知可能。 :mrgreen:  今回それに該当するのは、織田裕二・豊川悦司・松山ケンイチ・佐々木蔵之介。茶室で密議をこらす三悪人は当時が志村喬・藤原釜足・清水将夫(この方は存じません)、今回が小林稔侍・風間杜夫・西岡徳馬と豪華なラインアップ。
 ストーリーは上記リンクでご確認いただくとして、予備知識なしの鑑賞の感想としては、豊悦の存在感はさすが、佐々木蔵之介は軽くておいしい役所。山田洋次の描く藤沢周平の世界にも登場した小林稔侍、リアリティーの世界では木訥とした出汁昆布、今回はコミカルなつまみ昆布といい味を出しています。総じて満足のいくエンターテインメント、映画館で見るべき映画ですね。 😀
 ちなみに原作は山本周五郎の「日日平安」、司馬遼太郎と藤沢周平は全部読んでいますが、山本周五郎は読んでいません。冬休みにでも読んでみようかな?

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.