9月5日(金)午後8時、NHK関西ローカルで放送されたかんさい特集『苦節を笑いに変えて 〜桂米朝一門 60年の軌跡〜』、ワインを飲みながら見ておりました。記事のタイトルは、番組最後の方で紹介されたどこかの落語会での客席からの質問、『次に行きたいのは、地獄or極楽』、我が米朝師の答は「楽屋」、見事な芸でありました。
落語家で人間国宝の桂米朝さん(82才)。戦後まもなく四代目桂米團治に入門して、当時衰退していた上方落語の復興に尽力してきた。また多くの弟子を育て、一門は今60名を数える。しかし相次ぐ弟子の死など、その道のりは決して平坦ではなかった。今年秋、長男の桂小米朝が五代目米團治を襲名。一門は新しい時代を迎える。
米朝さんと一門のこれまでと今を取材し、上方落語の継承される姿を描く。
番組の中では、当然のように枝雀そして吉朝の早すぎる死についても言及されています。米朝師の口から「同志」という言葉が登場したことが印象的でした。この番組の再放送は、9月8日(月)0:20〜1:03の予定。見逃した方は、ぜひどうぞ。ちなみに、米朝もしくは上方落語に興味のある方は、我がインスタントストアにもお立ち寄りください。
上方落語の世界