昨秋文楽劇場友の会に入会、会員価格での初めての文楽を楽しませていただきました。拙宅から文楽劇場へは決して遠くはありませんが、やはり、終了後はゆっくりと酒を呑みながら語りたい。ところが、近年は酒を呑んでから電車に乗るのがきわめて億劫に。そのため、昼間の公演を楽しんで、我が家でゆっくりと呑むパターンを選択。ちなみに、来週の日曜日も昼間のチケット、1部と2部が入れ替わりますから、今回の公演は全て観ることができるのです。客席には和服の女性の姿が多く、まだまだ正月気分が充満、今夜は正月の残りの日本酒、すこし熱くしていただきます。
今日のプログラムは・・・
- 七福神宝の入舩(しちふくじんたからのいりふね)
- 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
- 茶筅酒の段
- 喧嘩の段
- 訴訟の段
- 桜丸切腹の段
- 卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)
- 平太郎住家より木遣り音頭の段
文楽ビギナーとしては、まだまだ感想なり批評なりを述べることは慎みます。ただ、今回の演目で言えば「卅三間堂棟由来」については、その舞台が私自身の研究フィールドである三重県熊野市紀和町楊枝地区、実は昨秋の台風で大変な被害を蒙った地域なのです。楊枝薬師には何度もお詣りしていますが、被害の程度が心配、近々何とか伺えるようにと検討しているところです。