珍しくツレアイが月曜日に休み、それならと企画した本日のイベントは「大阪落語碑めぐり」。上方落語に関連する顕彰碑を訪ねようと、高津宮(高倉稲荷)・生國魂神社・坐摩神社にお詣りしてきました。お昼は前から行きたかった道頓堀の今井、定番のきつねうどんを初めていただきました。もっとも、私は天丼に小きつねうどんを付けていただいたのですが、お出汁が誠にけっこう。薄味で上品ではあるけれど、油揚げとの相性が抜群。天丼は海老が二匹のったところへ、タレは別の容器で好みの量をかけるという出し方、このタレもまた美味しい。添えられたたくあん二切れも並ではない、全てにバランスの取れた「馳走」であります。
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高津宮が落語ファンに知られるきっかけとなった、高津の富亭「くろもん寄席」。その盛り立てに大きく力をいただいた故・桂文枝師匠をしのんで、高津宮境内に記念碑が建立されました。石材は晩年に力を入れた創作落語「熊野詣」にちなみ寄贈いただだいた和歌山県新宮市産の花崗岩。碑文は三代目桂春団治師の筆です。
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そして1990年(平成2年)、米沢彦八の功績に敬意を表すため、かねてより建立を発案していた松鶴の5年忌に一門が遺志を継ぎ、松鶴の命日である9月5日に、上方落語協会の総意で生国魂神社に「彦八の碑」を建立。その翌年から、上方落語の伝統を身近な人々に広くアピールする目的で「彦八まつり」が開催されている。
(米沢彦八)
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江戸時代後期、当社境内に上方落語の中興の祖である初代桂文治が初めて開いた咄の席が上方落語の寄席興業の始まりとされ、このたびその業績を顕彰し、原点の証として碑をご奉納されました。
(坐摩神社)
地下鉄を乗り継いでの大阪市内探索、さほど時間もかからずに愉しめる、なかなか結構な行程でありました。