[flickr id=”6807968436″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”medium” group=”” align=”left”] 今年の我が家は文楽強化年、落語は極力京都地区に限定して、可能な限り文楽をライブで観たいと思います。初春公演のあと2月は東京公演、その後は全国各地を回られます。沖縄、鹿児島、福岡、大分、広島と来ての京都公演、だいぶ前からチケットは手配していましたが、会場である京都府立文化芸術会館のキャパは400名、昼の部は補助席も出る大入り満員でした。文楽劇場以外では初めての体験ですが、舞台設営が興味津々。床をどのようにしつらえるのかと楽しみにしていたのですが、写真のように舞台右手に御簾を吊って、大夫と三味線は左の狭いスペースからの登場、その都度黒子さんが手動で御簾を上げ下げする仕組み。後半に三味線が一人増える場面では、右端の扉から登場されました。何度も通っているホールですが、実は舞台両袖にこのようなスペースがあることに気づいていませんでした。
地方公演というのは、やはり文楽に親しんでいただくことを主眼にされているのでしょうね。プログラムを見るといずれもわかりやすい演目、実際、文楽劇場ならついつい字幕に目が行きがちなのですが、今回は語りに耳を傾けるだけでおおよその内容は聴き取れます。まだまだ出演されている皆さんの顔と名前を覚えるまでにはいきませんが、楽しむことを第一義として、観続けたいと思います。今回の公演では、八幡里引窓の段の奥、竹本文字久大夫さんが強く印象に残りました。
- 昼の部
- 双喋々曲輪日記
- 八幡里引窓の段
- 新版歌祭文
- 野崎村の段
- 夜の部
- 団子売
- 摂州合邦辻
- 合邦住家の段
チラシ裏の配役表については、こちらにあります(jpg)。