暑くても混雑しても祇園祭

 世間では3連休のまっただ中、私は明日は仕事と小さな声で呟いても仕方なく、昼から映画と祇園祭を楽しむべく街へ繰り出したのでした。映画は京都シネマで「一遍上人」、内容は余りにも私の想像と食い違っていたので紹介はなし、観たいという方をお止めすることはしませんが。映画を観るために1時間前にチケット購入、整理番号は9・10で問題なし。まずは自宅に飾る厄除けちまきの購入、これといって決めているわけではないのですが、やはり交通の便が優先されることから一昨年は菊水鉾、昨年は函谷鉾。今年は再度菊水鉾と決めて、ちまきと手ぬぐいを購入。近頃はちまきを買うと山鉾の上に上げてくれるのですがそれはパス、四条室町から北上して六角通りを西へ、新町通をまた南下というコース。人混みをかき分けながらお店のチェック、映画終了後に目星を付けていた店で買い物タイム。何しろ糸偏のマチですから、着物・衣料にまつわる多様な商品があちこちに。冷やかしだけでも楽しいですが、結局来週帰るときの母の土産に夏用のワンピース、私には夏用帽子の換えを購入、その両方に「半襟」がサービスについてこれはツレアイ用。余り無駄遣いすることなく、しかし十分い買い物した気分になってMKタクシーで帰宅。何しろツレアイは和服ですから10%引き、そこそこ充実した三連休の中日のことでした。

[flickr id=”7572150586″ thumbnail=”medium” overlay=”true” size=”medium_800″ group=”” align=”center”]  写真は室町通り沿いの風呂敷専門店の壁一面に掛けられた、唐草模様の大風呂敷。店先には3枚の大風呂敷が広げられ、通りすがりの観光客や買い物客が自由にメッセージを書いて八坂神社に奉納するというパフォーマンス。山や鉾を観るだけではなく、それぞれの店舗が用意するこのようなイベントを観るのもまた楽しい。
[flickr id=”7572177822″ thumbnail=”medium” overlay=”true” size=”medium_800″ group=”” align=”center”]  こちらも祇園祭の定番、譽田屋源兵衛が提供する「金の鯉をさがせ」。沢山描かれた鯉の中に、4匹だけ金色のものがいてそれを探すというゲーム。親子連れカップルなど大勢の方が、写真を撮りつつあれやこれだとそれは賑やか。
 そんなことを言いつつ混雑する通りを歩いていると、いろんな会話が聞こえてきます。本日の秀逸はある親子の会話。「お父さん、あれ何て書いてあるの」「あれか、あれは鯛山と書いてあるね」、オイオイ、それは「鯉山(こいやま)」や!鯛と鯉、間違えるアホが何処に居る・・・本当にここに居たのですね、お粗末でした。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.