文楽4月公演は「七世竹本住大夫引退公演」として、通し狂言「菅原伝授手習鑑」上演中、連日多くの観客が詰めかけています。私はというと、4月6日(日)第一部、12日(土)第二部を観てきました。時間はともかくお金に余裕があればもっと通いたいのは山々ですが、現状はこれが精いっぱい。個人的には文楽との出会いが大層遅かったので、住大夫師の文楽史における位置づけなど十分に理解できぬままに最後の舞台を拝見したことになります。それでも、たとえ最近のことであっても、やはり文楽に出会えて良かったと思います。昨晩の「寺子屋の段」など最後は涙が止まりませんでした、涙を流している自分を素直に認めることができました、これが文楽の一つの力であると感じ入っています。まだ文楽との出会いを果たしていない方、ぜひ劇場まで足を運んでください。
私の文楽との出会いは、同僚の取り持ちによるものです。文楽評を書き文楽人形を教室で扱うその人に、昨晩劇場でお会いできました。私のような初心者のためにかつて彼がブログに連載された文楽入門、ゆっくり再読したいと思います。お時間のある方、ぜひご一緒に。
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