また、古今亭菊六さんを聴きました

古今亭菊六さん
第2回江戸の噺家落語会@阿吽坊
 阿吽坊で開催された第2回江戸の噺家落語会@阿吽坊、関西ではなかなか聴く機会のない東京の噺家さんをお招きしようという企画。昨年8月の第1回に続いて、今回も古今亭菊六さんを聴くことができました。最初に「時そば」、会場の雰囲気をほぐすための長めのマクラを含めて35分。関西では「時うどん」ですが、案外「時そば」を聴いている人は少ないのです。「うどんをそばに換える」だけの話ではないことを分かって頂くための、いい機会でもありました。後の懇親会では、「かまぼこ」と「ちくわ(ぶ)」で大層盛り上がっておりました。一席目の後に高座後ろの屏風を外すというハプニングがありましたが(harimayaさん、ごめんなさい)、すぐに二席目に入って「湯屋番」。若旦那が番台で妄想にふける笑いの多い噺、艶っぽさは必要ですがいやらしくなっては興ざめ、物まねも含めて上々の出来、22分。中入りを挟んで三席目は「子は鎹」、関西では最近ざこば師がよく演られますが、ストーリーはおなじみのもの。子どもの表現が大事ですが、前半はしんみりとした雰囲気であどけなく、後半は少し生意気ながらも見事に両親を結びつける。やはりこの噺は、江戸の噺家さんで聴く方が好きです、32分。
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本間晴子展、盛況です

ギャラリー・ギャラリー

ギャラリー・ギャラリー,
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 同僚にして敬愛するテキスタイル作家・本間晴子さんの個展、やっと行くことが出来ました。10月3日(土)十五夜の夕方、友人たちと待ち合わせたのは四条河原町を少し下がったところにあるギャラリー・ギャラリー、ちょっとレトロな「寿ビルディング」の5fにあります。同じフロアーには三重県四日市市の子どもの本専門店・メリーゴーランドの京都店もあって、ちょっと楽しい空間です。作品を見て、いろんな展覧会の葉書やチラシを眺め、本を購入し、その後は場所を移していつもの阿吽坊で慰労会。胸もお腹も一杯になって、月見はすっかり忘れておりました。
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古今亭菊六さんを生で聴きました

 8月22日(土)、「第一回江戸の噺家落語会@阿吽坊」というイベントを開催、大変いい内容で無事に終了することが出来ました。以前から阿吽坊で落語会をやりたいという話はよくしていたのですが、具体化したのは今年の5月。東京の幹事さん4名と相談し、お盆休み直前の阿吽坊での開催となったのでした。店のキャパシティぎりぎりの参加者でしたが、落語会も懇親会も(ほぼ)満足できる内容、できることなら次年度以降も是非やりたいものです。阿吽坊の大将、幹事の皆様、菊六さん、そして何よりもご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。写真は、幹事のお一人からいただいた大入り袋、菊六さんからいただいた手ぬぐいともども大事にとっておきます。


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夏が来た

茂じいトマト

茂じいトマト,
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 昨日の京都は、祇園祭の山鉾巡行、夜には神幸祭と夏本番。観光客の方には山鉾目当ての方が多いのですが、神幸祭については案外ご存じない方が多いのですね。山鉾は巡行後は解体されますが、神輿は四条御旅所に勢揃い、24日の還幸祭まで神は街中に居られます。昨夕はその神幸祭のさなかに阪急烏丸着、混雑を避けて高辻通りへ迂回してから阿吽坊へ。一期生3名をあわせて8名で賑やかな夕食、定番・鱧料理、吉野・北海道・九州と、それぞれの産地直送野菜を美味しくいただきました。帰ってみるとこの写真、これも夏恒例・茂じいトマト、熊野市飛鳥町の山里で丁寧につくられた無農薬・有機栽培のもの、これが来れば我が家も夏本番。後は、茗荷かな?


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夏色の朝

7月12日(日)の梅小路公園

7月12日(日)の梅小路公園,
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 久しぶりの朝の梅小路公園、入り口のケヤキ並木に近づいたとたん、蝉の合唱に気づきました。今年初めて聞いた気がするのですが、いつものルートで散策するうちに、これも久しぶりに見た気がするのが蝉の抜け殻。子どもの頃の夏休みを思い出させてくれます。今日もいくつか発見がありましたが、まずはアメリカフヨウ、ハイビスカスを思い出させる大きな花。続いてはサルスベリ、こんな鮮やかな花が咲くのですね。他には樹木の実の多様さが目立ちましたが、やはり一年を通して観察すれば、もっといろんな楽しみがあるのでしょう。久しぶりに、のんびり気分の朝の散歩でした。


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やっぱり春ですねぇ

コブシ 雲一つない上天気、恒例となった朝の梅小路公園へ行ってきました。公園に入ってまず気づくのが、ジンチョウゲの香り。先週もちらほら咲いてはいましたが、香りが一層濃厚になってきました。先週見た時はまだつぼみが堅かったコブシ、今朝は写真のように花が開き始めています。ヤマザクラも咲き始めていますが、遠くに見える愛宕山は昨日の寒さで山頂付近には白いものが。空気は冷たいですがやはり春、朝食を終えてこの記事を書くべく、サイドバーにある「去年のいまごろ」を見てみると、同じタイトルの記事があってちょっとびっくり。昨年の今頃は研究室の引っ越し作業でドタバタと、今年は書斎復活計画の実現目指して、今日も片付け頑張ります。
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阿吽坊 お昼の一汁六菜

 実は昨晩も職場の同僚と阿吽坊へ、ワシントンから来た三人連れのお一人が誕生日とあって、全員で「ハッピバースデー、トゥーユー」などとわいわいやっておりました。その阿吽坊、今日からお昼の特別メニューが始まります。名付けて、「お昼の一汁六菜」、定番の一汁三菜に加えて新たに登場したメニュー、Web予約限定ということで、春休みに京都観光をお考えの方にはお勧め。詳細は下記リンクでご確認ください。
 Web予約限定メニュー「お昼の一汁六菜」
 ちなみに、メニューは毎月替わります。ブログでご確認いただきますように。

2008年度授業終了

節分の鬼 釜山からのお客様は、先週の金曜日で研修予定を無事終了。2月2日(月)3日(火)の一泊二日で、京都観光に。2日(月)は国際交流室長sampe氏の引率のもと、金閣寺・吉田神社・清水寺というコース。私は、応援をお願いした京大の院生3名とともに、西部食堂前で合流。まずは、学食でランチ、その食欲は大きく二極分解。本部構内を経由して節分で賑わう吉田神社、私自身参拝したのは何年ぶりでしょう。参道に並ぶ露天を眺めながら、ずいぶんとのんびりした時間を楽しみました。清水寺から石塀小路を経て夕食は阿吽坊、anhiroshiさんに無理を言って一階を貸し切りに。未成年の学生たちの食事が終わってからは、シニア組の宴会タイム、釜山の教員2名を囲んで和やかに夜は更けていきました。明けて3日(火)、私は補講を4つ、これで今年度の授業はすべて終了。夜は卒業研究の学生6名と最後の食事会、千里中央20時55分発のモノレールに飛び乗り、接続も良くて22時前に帰宅、久しぶりの風呂はとても気持ちの良いものでした。
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一年で一番長い日

これは・・・? 大学にとって一番長い日、たぶんそれは卒業論文の提出日ではないでしょうか。私の学生時代は(もう30年以上の昔ですが)、1月10日前後、その日は夕方の締切に間に合わない人は、事務室の中に入って書き上げたなどと言う逸話を聞いたこともありました。もっとも、私自身は仲間よりはるか遅れて、7年目に卒業したのでした。提出後に仲間が酒宴を開いてくれたのですが、何しろ直前二日間は一睡もしておらず、買ったばかりのリーガルの靴が、翌朝見ると宴会場のスリッパに化けていたのでした。さて、今の職場に移ってからの一番長い日というのは、1月の最終日、今年度予算の執行締め切り日なのですね。3月末までの執行予定(物品購入や出張予定など)を昨日のうちに提出しなければならず、同僚諸氏から出される大量の書類を用途に応じて分類し、印鑑を押して提出するのです。併せて、所属学科の心理コースと語学コースの卒業研究発表会、釜山女子大の日本語研修の最終スピーチと行事が目白押し。しかし私は副手さんの退出後も書類チェックに追われて、どのイベントにも顔出すことのできない、不義理を通した一日でした。
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小さくなった!

 今春卒業した一期生たち、時々立ち寄るブログを見る限りでは、皆さんいろいろと大変そう。社会性の乏しい大学教員にはさして有効なアドバイスは出来ないけれど、たまには飯でも食べましょうと、そんなノリで昨晩は阿吽坊で会食でした。集まったのは東京で働いていてお盆休みをいただいたHさん、他は関西在住のT・M・Wの三人、皆さん我が家のホームパーティーの経験者たち。仕事帰りのsampe氏とharimayaさんも合流しての、賑やかな時間でした。久しぶりに会ったTさん(実は彼女とは卒業後も2回会っているので久しぶりという訳でもないのですが)、開口一番「センセ、小さくなった!」。いやぁ、嬉しいねぇ :mrgreen: 頼りない教師とは違って、みなさんちゃんと年寄りを喜ばせる術をご存じ。日々の体重の変化は心身均衡に記録しておりますが、今朝の体重は71.4kgと記録更新中。それでも朝ご飯をきちんといただいて、涼しいうちに入試業務に出勤します。
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