フラガール

白?ピンク? 7日(土)は朝から曇り空,途中から雨が降り始めたので予定していた外出を辞めてひたすら読書.5月に公開予定の映画「しゃべれども しゃべれども」の原作を読了.8日(日)は朝から上天気,洗濯を済ませてから近くの七条中学校で投票を済ませ(私が住んでいる京都市下京区では市議会は無投票,府議会分だけ)そのまま梅小路公園へ.昨日の雨にもかかわらずソメイヨシノはしっかり満開.植樹して間なしの小さな樹にもしっかりとした花が.先週眺めた辛夷はすでにピークを過ぎていました.そのままJRをくぐって東寺,目指すはみなみ会館,今日のお目当てはフラガール.やっと観ることが出来ました,そして,観てよかった!

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熊野鯖

吉野葛・盲目物語 谷崎潤一郎のシリーズも5冊目,『吉野葛・盲目物語』を読み始めました.昨日の帰路から「吉野葛」を読み始め,ぐいぐいと引き込まれ,今朝の出勤車内で読了.とにかく,吉野・熊野のおなじみの場所が舞台となってなじみの地名が登場し,しかも浄瑠璃や歌舞伎の題材が盛り込まれているために,大変楽しく読み終えました.もっとも,もう少し古典(=昔の人の教養)をしっかりとおさらいしておく必要は感じましたが.今回驚いたのは,文中に登場した「熊野鯖」という表現.もちろん,熊野で鯖寿司はしょっちゅう食べてきましたが,「熊野鯖」という表現には(恥ずかしながら)初めて出会いました.


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猫と庄造と二人のおんな 谷崎潤一郎を新潮文庫で読み直すシリーズ,『痴人の愛』『刺青』『春琴抄』ときて,4番目が『猫と庄造と二人の女』.正直に言えば,これまでの3冊はかなり無理をして読み進めてきました.しかし,この本になって一挙に楽しく読み進めることが出来るように.もちろん,猫が登場すると言うこともありますが,芦屋を中心として阪神間のあちこちの地名や施設名が登場することから来る親近感,そして何よりも,自分では今は使えないけれどもそういう言い方があったよなぁと,声に出して読みたくなるような関西弁の表現.ストーリーもなかなかのものですね.一気に読ませる中編でした.例によって,磯田光一さんの解説は太田胃散なみですね.
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