『阿賀に生きる』を観る

 世間では三連休の方が多いようですが、私はともかくツレアイは本日のみ休み。朝食を済ませてから散歩をかねて梅小路公園へ、そのまま京都みなみ会館まで歩いて、映画『阿賀に生きる』を観てきました。1992年に公開された作品のニュープリント、阿賀野川の流域に暮らす人々に密着したドキュメンタリー。田んぼの話、風の話、船の話、漁の話、そして新潟水俣病・・・。公開当時私は単身赴任中、残念ながらドキュメンタリーとして異例のロードショー公開されたという本作については、何の記憶もありません。散歩の結果偶然出会った映画でしたが、とても素晴らしい内容でした。肩の力が抜けた制作姿勢、押しつけがましさなど全くありません。ぜひ、多くの方にご覧いただきたいと思います。
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やっぱり紅葉

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 雨の上がった朝、久しぶりに梅小路公園までのウォーキング。昨日の荒天のせいでかなりの落葉、それでも園内あちこちでしっかりと季節の変化を確認することが出来ました。同じ樹木でも、場所に応じてかなり色の違いがあるのが面白く、いつもは早足で通り過ぎるあちこちで、たっぷりと目の保養をしたことでした。
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夏の終わりに道の駅

 8月25日(土)、今夏唯一にして最後の家族イベント「京都府下道の駅巡り(半日コース)」を楽しんできました。訪れたのは道の駅舞鶴港とれとれセンター道の駅和(なごみ)道の駅丹波マーケスの三カ所。最後にはテックランド京都吉祥院店で洗濯機を購入して帰宅。早い夕飯には戦利品たる山海の珍味(?)が豪華に並び、早い時間の酔っ払いは豪快に爆睡したのでありました。
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暑くても混雑しても祇園祭

 世間では3連休のまっただ中、私は明日は仕事と小さな声で呟いても仕方なく、昼から映画と祇園祭を楽しむべく街へ繰り出したのでした。映画は京都シネマで「一遍上人」、内容は余りにも私の想像と食い違っていたので紹介はなし、観たいという方をお止めすることはしませんが。映画を観るために1時間前にチケット購入、整理番号は9・10で問題なし。まずは自宅に飾る厄除けちまきの購入、これといって決めているわけではないのですが、やはり交通の便が優先されることから一昨年は菊水鉾、昨年は函谷鉾。今年は再度菊水鉾と決めて、ちまきと手ぬぐいを購入。近頃はちまきを買うと山鉾の上に上げてくれるのですがそれはパス、四条室町から北上して六角通りを西へ、新町通をまた南下というコース。人混みをかき分けながらお店のチェック、映画終了後に目星を付けていた店で買い物タイム。何しろ糸偏のマチですから、着物・衣料にまつわる多様な商品があちこちに。冷やかしだけでも楽しいですが、結局来週帰るときの母の土産に夏用のワンピース、私には夏用帽子の換えを購入、その両方に「半襟」がサービスについてこれはツレアイ用。余り無駄遣いすることなく、しかし十分い買い物した気分になってMKタクシーで帰宅。何しろツレアイは和服ですから10%引き、そこそこ充実した三連休の中日のことでした。
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祇園祭の鉾立てが始まっています

[flickr id=”7546605238″ thumbnail=”medium” overlay=”true” size=”medium_800″ group=”” align=”center”]  ここしばらくは梅雨の中休み、それでも今日の午後からは下り坂とのこと。朝の時間に余裕のある水曜日、出勤前に四条通を歩いてみました。四条室町角のお店(何屋さんか失念!)、山鉾のミニチュアが綺麗に並べられています(交通量が多いので丁寧な撮影が出来ません、ごめんなさい)。朝のウォッチングで確認できたのは、菊水鉾・函谷鉾・月鉾・鶏鉾・長刀鉾、このうち、月鉾の作業が一番早く進んでいました。詳細は今夜のニュースや明日の新聞で報道されることでしょう、取り急ぎ粗い画像ですが報告させていただきます。

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第19回もんぼう寄席

 西本願寺の宿・もんぼう会館を会場に、京の噺家・桂米二さんがお世話なさる落語会、毎回4席聴けてたったの1000円、数えて19回目が6月2日(土)に開催されました。これまでは徒歩もしくはバスで行っていたのですが、後のこともあって初めてクルマで。ところが、拙宅からは10分とかからぬ至近距離、しかも広大な駐車場は当然無料、次回からは可能な限り車で行くことにしましょう。今日のお目当ては笑福亭銀瓶さん、初めて生で聴いたのは2011年9月10日「第4回銀の花瓶に菊乃情」(天満天神繁昌亭)。ところが、当夜のことはブログに投稿していなかったのですね。実は菊之氶さん目当てにいったこの会ですが、銀瓶さんの古典と新作いずれも切れの良い語り口に、すっかりファンになったのでした。
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世代交代

[flickr id=”6901247374″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”medium” group=”” align=”left”] かれこれ20日近く前のことですが、30数年ぶりで学部の同級生に再会しました。彼は私にとってはきわめて珍しい「東京の友人」でして、卒業以来初めての京都だとか。彼のご子息がこの度我々と同じ学部に入学が決まり、家族で下宿探しにやって来たのです。魚を食べない奥様と食べず嫌いのご子息に無理矢理魚メニューを選んでの祝宴は楽しく、次は入学式の日にと約束してお開きに。今日がその入学式当日ですが、残念ながら友人夫婦との宴会はかなわず、代わりにやってきたのが写真の久保田・萬壽。百壽・千壽ならともかくも、萬壽ときてはそうそうお目にかかれません。ありがたく頂戴した、昨晩でありました。
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文楽京都公演(2012年3月4日)

[flickr id=”6807968436″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”medium” group=”” align=”left”] 今年の我が家は文楽強化年、落語は極力京都地区に限定して、可能な限り文楽をライブで観たいと思います。初春公演のあと2月は東京公演、その後は全国各地を回られます。沖縄、鹿児島、福岡、大分、広島と来ての京都公演、だいぶ前からチケットは手配していましたが、会場である京都府立文化芸術会館のキャパは400名、昼の部は補助席も出る大入り満員でした。文楽劇場以外では初めての体験ですが、舞台設営が興味津々。床をどのようにしつらえるのかと楽しみにしていたのですが、写真のように舞台右手に御簾を吊って、大夫と三味線は左の狭いスペースからの登場、その都度黒子さんが手動で御簾を上げ下げする仕組み。後半に三味線が一人増える場面では、右端の扉から登場されました。何度も通っているホールですが、実は舞台両袖にこのようなスペースがあることに気づいていませんでした。
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今夜は家族で忘年会

[flickr id=”6593452173″ thumbnail=”medium” overlay=”true” size=”large” group=”” align=”center”]  ここ数年、12月29日の夜には家族で忘年会が定番となっています。場所はいつもの阿吽坊、今年も皆で美味しい食事を堪能しました。普段の我が家は次男・三男と夫婦の四人暮らし、今夜だけは近所に住む長男夫婦と六人で賑やかに。主菜と副菜をメニューから選ぶ一汁三菜をオーダー、写真は追加分の冬の定番・かぶら蒸し、身も心も温まって無事帰宅しました。災害が多発し、経済情勢も厳しい今年ではありましたが、家族が無事に一年を過ごせたことには素直に感謝したいと思います。残すところあと二日、大過なく過ごしたいものです。
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第53回桂米二臨時停車の会(2011年12月16日)

 京の噺家桂米二さん、小さな会を沢山開いていらっしゃいますが、会場としては京都府立文化芸術会館がホームグラウンドのようなもの。とくに和室は定員60名とちょうどよく、マイクを使わずに落語を聴くにもってこい。ただ、近頃は座布団の上で2時間というのはさすがにしんどくなってきました。数えて53回目、今日のお目当てはもちろん二葉さんの「東の旅発端」、前回のこの会場では動物園で三度絶句したとは本人のTwitterでの告白、果たして今回はどうなるのか。そんな心配を胸に秘めた、いわば我が子の発表会を見るかのような心持ちの方は、私以外にも大勢おられたはず。結果は・・・、十分満足できるものでした。
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