上方落語勉強会特別公演(2014年1月25日)

 京の噺家・桂米二さんが世話役を務める「上方落語勉強会」、普段は京都府立文化芸術会館3F和室がホームグラウンド。今回は特別公演としてホールでの開催、補助席の出る盛況でした。普段は米二さんに直接チケットをお願いするのですが、今回はいささか金額が高いので友の会割引を利用しての購入。おかげさまで、前から2列目通路側という絶好の場所を確保、皆さんの熱演を堪能しました。特別公演故当ブログも特別ポスト、いささか想い出を記します。なお、当日の演目は「時うどん(一人バージョン)」桂吉の丞・「七段目」桂歌之助・「けんげしゃ茶屋」桂文珍・中入り・「定年日和」桂米二・「子は鎹」桂ざこば。歌之助さんは好演、文珍さんの腕の冴えはさすがでした。
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歌之助が遺したネタ達(2012年1月4日)

 いつの落語会だったか忘れましたが、その日戴いたチラシにあった標記の落語会が気になって、今年初の天満天神繁昌亭に出かけてきました。2代目歌之助という方は、入門当初は「扇朝」という名前で、私など実はこちらの方が親しみがあったりします。昨晩のプログラムによれば、米朝師への入門が1967年7月、歌之助への改名が1975年1月ということですから、私が高校生の頃、まだ駆け出しの時に何度か聴いているということになりますね。後年になって桂米二さんの高座などで「不幸を呼ぶ男」というエピソードをよく聴きましたが、残念ながら個人的には体験しておりません。亡くなられたのが2002年1月2日、丸10年ということで桂九雀さんがプロデュースされたのがこの会、出演者が故人の思い出を語りつつ、教えていただいたネタを披露するというもの。当代歌之助君の人柄もあって、あっさりと嫌み無く、とても気持ちのいい会でありました。
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