激突!吉弥とまん我

 元日に開催された落語会に行ってきました。とりあえず、メモだけ残しておきます。
・ご挨拶(桂吉弥桂まん我) 同い年とは驚きましたが、無内容の14分。
・子ほめ(桂弥太郎) だいぶ良くなってきたけど、やはり所々イントネーションが気になる、14分。
・ちりとてちん(桂吉弥) NHK連ドラで全国区になったきっかけ、すっかり持ちネタとなって安心して聴けます、25分。
・蜆売り(桂まん我) 師匠・文我同様、上方落語協会には加盟していないのですね。しっかりと聴かせる実力派、満足の32分。
・仲入り
・替わり目(桂まん我) かなり酒好きとのマクラは納得、モタレらしくあっさり目に切り上げました、24分。
・高津の富(桂吉弥) ジャンボ宝くじが登場してから、このネタが年末年始の格好のネタになりましたね。サゲ前に会場の後で携帯が鳴ったのは興ざめ、たっぷりと40分。

三三・吉弥ふたり会へ行ってきました

 柳家三三さんが関西で聴けるときは、なるべく行こうと思っています。天満天神繁昌亭での吉弥さんとのふたり会、今年の1月27日(木)28日(金)の興行時には28日に行っていますが、今回も二日連続の二日目。座席は2階の最後列、見上げる天井には寄進者の名を記した提灯が吊されていますが、ちょうど上岡龍太郎さんと佐川満男さんのお名前の下でした。この繁昌亭、交通の便もよくてけっこうなのですが、なぜこの座席なのか。毎度のことながら、あと5cm余裕を持っていてくれたらと本当に思います。膝が前の座席につかえるし、隣の人の太ももにもあたってしまうし、場合によっては噺に集中できないこともあって興ざめ。設計された方は、どのような計算をされたのだろうかと、ついついぼやいてしまいます。
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三三・吉弥ふたり会@天満天神繁昌亭へ行ってきました

 柳家三三という噺家が気になったのは、映画・小三治を観たときのこと。映像内のほんの短い時間のコメントでかつ内容は忘れてしまったのですが、若いにもかかわらず、その存在感にビビッときたのです。初めて聴いたのは、昨年春の府立文化芸術会館でしたね。昨年末にはテレビの情熱大陸を拝見し、テレビ番組であることを割り引いても、落語に取り組む彼の姿勢と日常にはそれなりに感じ入ったことでした。吉弥さんが「兄さん」と読んでいたので「おや?」と思ったのですが、三三さんが1974年生まれの93年入門、吉弥さんが71年生まれの94年入門。なるほど、実年齢では吉弥さんが3年先輩ですが、入門は三三さんが1年8ヶ月早いのでこの世界では先輩になるのですね。二日公演の二日目でしたが、通して聴かれた方も多かったことでしょう。プログラム掲載の小佐田定雄さんの解説のタイトルは「凸凹ふたり会」、なるほど外見も芸風も言い得て妙、互いに競い合ってより一層精進してほしいものです。
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