梅小路から東寺へ

梅小路公園の猫 正月も三日目、例年のことではありますが、しっかり食べてほとんど動かず。運動を兼ねて梅小路公園から東寺まで散歩に。梅小路公園は拙宅から徒歩5分程度、JR東海道線と山陰線が分岐するところにあります。西に隣接する梅小路蒸気機関車館は鉄道ファンやこどもたちには人気スポットですが、東側の公園は老若男女、近隣の人々の憩いの場です。そして人間だけではなく、猫たちにとってもオアシス空間、モモタロウによく似た毛並みの猫君に遭遇。カメラを向けるといきなりこのポーズ、ただしこれ以上近づくと動き出して近づけてくれません。

五重塔の邪鬼 JRの線路をくぐって八条通を越えるとすぐに東寺、さすがに正月とあって大勢の人。三が日に限っては、東寺のシンボル・五重塔の内部を見学することが出来ます(もちろん、塔の上には上れません)。金堂も講堂も何度来ても飽きない大好きな場所、ところが、今回初めて気づいたのがこの写真。判ります? 五重塔の初層の屋根の部分、塔の重みを支えるように四隅に「邪鬼」が居ることに気づきました。いやぁ、知らんかったぁ!
 受付で頂いた資料によれば、初層内部には次のような説明があります。

 内部は心柱を大日如来に見立て、その周囲の須弥壇上に阿閦如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来の金剛界四仏と八大菩薩を安置している。現在は剥落しているが、四天柱には金剛界曼荼羅諸尊が描かれている。外陣周りには、四方の扉の内面に護法八方天が、扉の左右の柱には八大龍王が描かれ、そして周囲の壁の上段に真言八祖像、下段には蓮池が描かれている。さらに、天井は折上小組格天井とされ、長押等にも全面にわたって極彩色の文様が装飾されている。

 決して広くない空間ではありますが、仏教と仏像の学習には最適の場所でもあります。上の説明を学生たちにわかりやすく解説できればいいのですが、それがなかなか・・・。正月の恒例行事として、是非来年も行こうと決めて、同じルートで(もちろん歩いて)帰宅したのでした。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.