第八回露の新治寄席

第8回露の新治寄席
第8回露の新治寄席

 近年東京の寄席で大活躍の露の新治さん、初めて聴くことができたのが第四回露の新治寄席(2013年10月12日)でした。その容子と語り口にひかれてできる限り聴いておこうと第五回(2014年1月18日)第六回(2014年4月19日)第七回(2014年7月19日)と回を重ねて第八回、昨晩の天満天神繁昌亭は補助席も出る大入り、内容も大満足、慌ただしくも楽しい一夜を過ごすことができました。
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第8回桂米二一門会

無礼講トーク
無礼講トーク

 京の噺家・桂米二さんの一門会、数えて8回目が行われました。京都で行われる一門会へは皆出席、ホームグラウンドの京都府立文芸会館3f和室はほぼ満席。これまでは米二・二乗それぞれ二席ずつでしたが今回は二乗君が一席減、その分時間が短縮されて(とは言え2時間35分は決して短くありませんが)私としては有り難い。明るいうちに自宅へ戻り、記事を書くことができるのですから。写真は仲入り後の無礼講トーク、例によって仕切りの下手な二乗君に師匠がイライラ、二葉ちゃんはマイペース、誠に観ていて飽きない一門であります。
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第2回桂南光独演会@文楽劇場

桂南光独演会
桂南光独演会

 桂南光さん、念願叶った文楽劇場での第一回独演会が2013年9月1日のこと、ちょうど一年経って本日が第2回目。昨年が「寝床」「子は鎹」、今回が「火焔太鼓」「胴乱の幸助」と、いずれも文楽に関わる大ネタを入れて気合いたっぷり。前から2列目で間近に表情も観察でき、余裕を持ちながらも全力投球。後部にやや空席もありましたが8部以上の入り、13時30分開演・15時50分終演という番組は時間配分もありがたく、早いうちに帰宅できました。もちろん、来年の第3回も行きたいと思います。
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文之助・塩鯛二人会

文之助・塩鯛二人会
文之助・塩鯛二人会

 桂文之助さんは1956年5月生まれで75年3月に枝雀師に入門、桂塩鯛さんは1955年2月生まれで77年1月にざこば師に入門。私自身も年齢が近いことから親近感を持つお二人の落語会、久しぶりにKBSホールへ出かけました。今日の京都は朝から異様な蒸し暑さ、お昼には強烈な雷雨、あまりの雨の激しさにトイレからゴボゴボと異音。どうやら、下水が悲鳴を上げている様子。案の定、会場へ向かう途中で数カ所パトカーが出て通行規制、下水のトラブルで道路が盛り上がっているところもありました。折しも今夜は五山送り火、果たして無事行われるのでしょうか?
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第七回露の新治寄席

第七回露の新治寄席
第七回露の新治寄席

 大阪道頓堀くいだおれビルの地下にある道頓堀ZAZAにて、第七回露の新治寄席が開かれました。今回は文也・新治二人会、文也師のこの時期ならではのネタと新治師のメリハリのある口演、対照的な個性の共演は両師の持ち味を十分に味わえる好演。前座の露の瑞ちゃんは一服の清涼剤、蒸し暑い土曜日の夜を爽やかに過ごすことができました。
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第1回新治小染二人会

第1回新治小染二人会
第1回新治小染二人会

 5月最後の土曜日、大阪へ出かけてまいりました。目的は二つ、大阪市立美術館で開催中の特別展「山の神仏-吉野・熊野・高野」を観ることと、動楽亭での「第1回露の新治林家小染二人会」を楽しむこと。日中は堪らぬ暑さではありましたが二つとも大満足、少々帰宅は遅くなりましたが美味しいお酒で長い一日を締めくくることができました。
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らくご博物館vol.34

らくご博物館vol.34
らくご博物館vol.34

 京都国立博物館講堂で開催される落語会、以前は毎回通っていたのですが、工事の関係で向かいのホテルに場所を移してから足が遠のきました。最後に伺ったのが2009年10月23日のvol.23、やはりホテルのフラットな空間に椅子を詰め込んだ会場では落語を楽しむのは困難。あれから4年半、今秋のリニューアルオープンに向けて準備中の新館講堂での開催とあって、早めにチケット準備。お天気が良く風が気持ちいい夕刻の博物館の庭で軽く腹ごしらえ、会場に入るとすっかり新しくなった講堂、座席数は余り変わらないと思うのですが、とにかく椅子の大きさと前後の間隔が素晴らしい。博物館だけあってイスにメモを取る小テーブルも備えてあり、大変快適な空間となりました。出演メンバーも良くて、3100円という料金設定にも納得できますね。次回は10月31日のスペシャルバージョン、メンバーはまだ発表されていませんがこちらも見逃せません。

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第七回桂米二一門会

第七回桂米二一門会
第七回桂米二一門会

 京の噺家・桂米二さんの一門会も数えて七回目、この会ばかりはかかさず出席しております。会場の京都府立文化芸術会館和室は米二一門のホームグラウンド、毎回満員御礼を続けてきましたが、今日は七部の入り。好天かつ他にも京都で幾つか会があった影響でしょうが、いつもの窮屈さを脱して楽に聴くことができました。これまでプログラムの準備はすべて米二師匠でしたが、今回からは二乗君が作成だとか。果たしてマメでイラチの師匠が文句も言わずに任せておけるかどうか、いささか興味深いところではあります。それにしても毎回驚かされるのは二葉ちゃんのイラスト、これだけで本職になれるのではと思うくらいユニークな表現、この表現力が今後の噺に活かされるよう期待したいものです。
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立川談慶師を読む

 連休初日は昭和の日(もちろん私など「天皇誕生日」の方がしっくりきますが)、ゆっくりと読書を楽しみました。まずは立川流真打ち・立川談慶師の『大事なことはすべて立川談志に教わった』、類書にありがちなインタビューをまとめた読みやすい(=中身の薄い)ものかと思いきや、どうしてどうして中身がしっかりとした、読み応えのある良書でした。関西の落語好きに結構多い「落語は好きやけど東京の落語家は・・・」という方、立川流噺家のメンタリティーがよくうかがえて身近に感じることが出来ますよ。おまけに前座名が「立川ワコール」とくれば、私のような京都在のものには一挙に身内感覚、機会があれば是非生で聴いてみたいものです。
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第六回露の新治寄席@天満天神繁昌亭

第六回露の新治寄席
第六回露の新治寄席

 今年1月18日(土)の第5回露の新治寄席、当日終演後に予約したおかげで今回の整理券番号は37番、昨晩は繁昌亭最前列に席を取ることができました。少し演者を見上げる必要はありますが、何しろ前に余裕があるので足が楽、終演までストレスなく楽しむことができました。次は5月31日の小染さんとの二人会、場所は変わって道楽亭、当分追っかけを続けるつもりです。
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