連休初日は昭和の日(もちろん私など「天皇誕生日」の方がしっくりきますが)、ゆっくりと読書を楽しみました。まずは立川流真打ち・立川談慶師の『大事なことはすべて立川談志に教わった』、類書にありがちなインタビューをまとめた読みやすい(=中身の薄い)ものかと思いきや、どうしてどうして中身がしっかりとした、読み応えのある良書でした。関西の落語好きに結構多い「落語は好きやけど東京の落語家は・・・」という方、立川流噺家のメンタリティーがよくうかがえて身近に感じることが出来ますよ。おまけに前座名が「立川ワコール」とくれば、私のような京都在のものには一挙に身内感覚、機会があれば是非生で聴いてみたいものです。
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タグ: 本
kindle de 青空文庫を楽しむ
年末に届いたkindle、なかなか楽しゅうございます。その評価をめぐっては色々とありますが、プラス評価のポイントはその圧倒的な読みやすさ、マイナス評価としては新刊の少なさやamazon限定故の融通のきかなさなどあるようですね。正月休みにいろいろと試した結果、自分なりのスタンスを決めました。私個人の日常の仕事はiPhone+iPad+iMac+MacBook AirというツールをDropbox+Evernote+iCloud という環境下で行います。では kindle の位置づけはどうかというと、「青空文庫リーダー」という役割を与えることにしました。現在、岩波書店から新しい圓朝全集が発売されていますが、とても個人的には買えません。しかし、彼の作品を読むだけなら青空文庫を利用すれば費用はかからない。ということで、落語関連のものを中心として楽しんでおります。
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kindle 事始め
[flickr id=”8320065955″ thumbnail=”thumbnail” overlay=”true” size=”medium_800″ group=”” align=”left”] 毎日少しずつ、自宅の片付けをしています。ところが、その都度掃除の邪魔があらわれます。昨夕届いたのが写真の Kindle Paperwhite、充電時間が4時間ということで就寝前にiMacにUSB接続。朝食を済ませた後、今日の片付けの見通しをつけ、昼食後にいよいよ設定開始。基本設定を簡単に済ませ、記念すべき最初のターゲットは『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』、文庫本なら580円のところKindle版では540円。当然のことながら、本日の片付けも意図したレベルの1/3がやっと、偉大なる邪魔者のおかげであります。
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何とぜいたくな『流域紀行』
必要があって大岡信さんの「熊野川」という文章を捜していると、朝日新聞社発行の『流域紀行』に掲載されているとのことで、早速amazonで検索。すでに絶版のようで古本しかありませんでしたが、価格よりも配達の早さを優先してamazon発送分を選んで547円、もちろんPrime会員なので送料はかかりません。奥付を見ると昭和48年3月30日発行の第一刷で680円、あまり売れなかったのかな。1976年には朝日選書に入っていますが、何と言っても11名の執筆陣の豪華なこと、その上それぞれの文章の挿絵画家も全て違うのです。何ともはやぜいたくな作り方、今夜の就寝前読書が楽しみです。
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松岡弓子 ザッツ・ア・プレンティー
談志師のお嬢さんの著書『ザッツ・ア・プレンティー』、先ほどamazonから発送したとのメール。帯には「父・立川談志との258日」と。出版社のコメントには「That’s a Plentyは、談志が好きだったディキシーランドジャズの名曲で、談志の遺言どおり、出棺の際にはこの曲が流された」。早く読みたい。
矢野誠一 昭和の藝人 千夜一夜
談志師の訃報以降、落語関連のニュースに敏感になっています。そんな中、矢野誠一さんの近著『昭和の藝人 千夜一夜』、出版されたことは知っていましたが未読であったことを思いだし早速入手。帯には「志ん生、圓生から越路吹雪、長谷川一夫、エノケン、渥美清まで 思わずホロリとさせられる八十八の人生」と。寒い冬の夜にはぴったりですね、今夜から楽しみます。
内田樹 最終講義 生き延びるための六講
内田樹さんが神戸女学院を退官されていたことを、つい最近知りました。最終講義は講演を六本収録したもので、著者にとっては講演録の出版は初めてとのこと。いやぁ、面白い、今日の通勤電車の往復車内で読了。生きる勇気がわいてきます、是非ご一読ください。
『吉朝庵: 桂吉朝夢ばなし』を読みました
七回忌を迎える故・桂吉朝、どうでもいいけど同じ歳です。最後の文楽劇場の高座も、その前の落語博物館も聴いています。彼の死後、CDやDVDなど一切手にしていなかったのですが、ご子息・上田康介さんによる縁者へのインタビュー記事で構成された本書は一気に読んでしまいました。ちゃんとした記事にしたいけど、とりあえず、みなさん読んでみてください。ええ読み物にしあがっています。
今さらながら、東京やなぎ句会
そもそもの発端は、5月14日(土)の柳家小三治独演会にさかのぼるのです。初めての生小三治を十分に堪能したその日、小三治師は例の長いマクラの大半を費やして、東京やなぎ句会と米朝師について語られたのでした。4月17日(日)に開催された東京やなぎ句会第501回例会に久々に米朝師が出席し、その際の「桜餅一つ残して帰りけり」という八十八(=米朝師の俳号)の句を土茶(=小三治師の俳号)が天に抜いたという話題でした。帰宅するやさっそく東京やなぎ句会の書籍を発注したのですが、その後「60歳からは俳句でツイッター」という志を(密かに)たて、暇があれば季語などを学ぶ日々が(断片的に)続いたのであります。つい先日の米朝一門夏祭りの直近になって、米朝師の米寿に先立って初の句集が出版されて早速ゲット、この数ヶ月間、落語と俳句が私の生活の主軸となっていたのであります。
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近頃の車内読書
iPhone購入から5週間が経ちました。先達sampe氏によれば「本を読まなくなる」とのこと、なるほど、確かに通勤車内でもついついiPhoneを触ってしまいますね。ただ、先週は熊野への長旅があったこともあって、少しまとまった読書をしました。本来ならばブログに読書記録を綴るべきところではありますが、まずは購入の記録だけでもと、メディアマーカーへの登録だけは忘れずに行います。購入日や読書状況、簡単なコメントも記入できるので結構便利。twitterとの連携もできるので、お勧めです。
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