正月も三日目、例年のことではありますが、しっかり食べてほとんど動かず。運動を兼ねて
JRの線路をくぐって八条通を越えるとすぐに東寺、さすがに正月とあって大勢の人。三が日に限っては、東寺のシンボル・五重塔の内部を見学することが出来ます(もちろん、塔の上には上れません)。金堂も講堂も何度来ても飽きない大好きな場所、ところが、今回初めて気づいたのがこの写真。判ります? 五重塔の初層の屋根の部分、塔の重みを支えるように四隅に「邪鬼」が居ることに気づきました。いやぁ、知らんかったぁ!
受付で頂いた資料によれば、初層内部には次のような説明があります。
内部は心柱を大日如来に見立て、その周囲の須弥壇上に阿閦如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来の金剛界四仏と八大菩薩を安置している。現在は剥落しているが、四天柱には金剛界曼荼羅諸尊が描かれている。外陣周りには、四方の扉の内面に護法八方天が、扉の左右の柱には八大龍王が描かれ、そして周囲の壁の上段に真言八祖像、下段には蓮池が描かれている。さらに、天井は折上小組格天井とされ、長押等にも全面にわたって極彩色の文様が装飾されている。
決して広くない空間ではありますが、仏教と仏像の学習には最適の場所でもあります。上の説明を学生たちにわかりやすく解説できればいいのですが、それがなかなか・・・。正月の恒例行事として、是非来年も行こうと決めて、同じルートで(もちろん歩いて)帰宅したのでした。