2008年センター試験2日目

 寒くなるとの予報通り、気温も下がり途中から冷たい雨が降りだした20日(日)、センター試験2日目は大きなトラブルもなく終了しました。私の試験室では、最後になって監督者が気分が悪くなって急きょ交代したのはご愛敬。前日の最後の時間、英語のリスニングでは二人の再開テスト該当者が出ましたが、既定の方法に従って無事終了したとか(終わったのが午後8時、受験生も担当者もお疲れ様)。終了後の京都組は同僚の車で新大阪まで送っていただき、そのまま阿吽坊で慰労会へ。美味しいお酒をいただいての深い睡眠、すっかり疲れがとれました。 😀

 二日目のスケジュールは次の通り。

9:30〜10:30 理科マル1(理科総合B、生物)
11:15〜12:15 数学マル1( 数学I、数学I・数学A)
13:30〜14:30 数学マル2(数学II、『数学II・数学B、工業数理基礎、簿記・会計、情報関係基礎)
15:15〜16:15 理科マル2(理科総合A、化学I)
17:00〜18:00 理科マル3(物理I、地学I)

 昨晩の阿吽坊でanhiroshiさんから質問されたのですが、大学入試センター試験とは「大学入試センター」とそれを「利用する大学」との共同作業です。

◎ 大学入試センタ−の役割
・ 試験問題の作成、印刷、輸送
・ 受験案内、実施マニュアルなどの作成
・ 出願の受付、試験場の指定、受験票の交付
・ 答案の採点、集計
・ 試験成績などの各大学への提供
・ 試験成績の本人開示
◎ 利用大学の役割
・ 大学入試センター試験の利用教科・科目及び各大学ごとの学力検査などの予告
・ 試験場の設定、試験監督者などの選出
・ 志願者への受験案内の配付
・ 試験の実施
・ 試験の実施、答案の整理・返送、試験成績の請求
・ 試験問題作成に携わる者の派遣

 大学がセンター試験を「利用する」というのは、
・センター試験の成績を1次試験として、大学独自の試験を2次試験として行う
・独自試験のかわりにセンター試験の成績を利用し、大学では調査書や面接だけで判定する
 などといったいろんな利用法があります。例えば我が家の三男はR大学を卒業しましたが、彼も「センター試験利用入試」でした。志望大学から指定されたセンター試験の特定の科目を受験し、その成績で合否が判定されるわけです。したがって、受験生はセンター試験のすべての科目を受験するということではありません。また、私立大学志望者であっても、「利用大学」が増加している今、かなりの受験生がセンター試験を受けるようになったのです。
 私の職場のような新しい大学では、参加することによって「知名度を上げる」(世間の流れに遅れない)ことが大きな理由であったりします。もっとも、総合大学と違ってスタッフのキャパシティに制限があるので、かなりの負担が強いられることにもなります。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.