近頃の車内読書

 iPhone購入から5週間が経ちました。先達sampe氏によれば「本を読まなくなる」とのこと、なるほど、確かに通勤車内でもついついiPhoneを触ってしまいますね。ただ、先週は熊野への長旅があったこともあって、少しまとまった読書をしました。本来ならばブログに読書記録を綴るべきところではありますが、まずは購入の記録だけでもと、メディアマーカーへの登録だけは忘れずに行います。購入日や読書状況、簡単なコメントも記入できるので結構便利。twitterとの連携もできるので、お勧めです。

 先週の熊野往復車内では、倉田百三「親鸞」を読了。真宗末寺の生まれではありますが、恥ずかしながら初めて読みました。史実にこだわらず物語として大胆に描いた作品だけに、親鸞の生涯を大きく捉えるには大変結構かと。

内容紹介
妻帯者として苦悩しつつ、信仰を貫いた浄土真宗の祖・親鸞の生涯。1173年、京都の名門日野家に生まれながら、越後への流罪、常陸国稲田を中心とした関東での伝道を経て、帰洛する90年の生涯をダイナミックに描く。
内容(「BOOK」データベースより)
貴族の時代から武士の時代へと大転換期を迎えていた1173年、京都の名門日野家に生まれた親鸞は、生涯の師・法然と出会い、絶対他力の信仰世界へと導かれる。越後への流罪、法然との別れ、妻帯者としての苦悩の中で、ひたすら信仰を貫き、布教を続けた親鸞は、還暦を過ぎて、家族を稲田に残して帰洛する。浄土真宗の開祖・親鸞の波瀾に満ちた90年の生涯を、『出家とその弟子』で知られる著者が描いた、人間味溢れる伝記小説。

 昨日、箕面市での会合出席のため普段よりは長めの車内で読了したのが、桂雀々「必死のパッチ」。これまでにもいろんな場面で彼の子ども時代の生活は聴いていましたが、まとまって読んでみると確かに凄い。

内容(「BOOK」データベースより)
十二歳で親に捨てられた孤独と貧乏と寂しさは全部“笑い”で乗り越えた!人気落語家の壮絶自叙伝。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
桂 雀々
落語家。本名、松本貢一。1960年8月9日、大阪市住吉区に生まれる。77年6月1日に上方落語の桂枝雀に入門。同年10月に名古屋・雲竜ホール(現フレックスホール)の枝雀独演会にて「浮世根問」で初舞台を踏む。2007年には落語家生活三十周年を記念した六日間連続独演会「雀々十八番」を東京・大阪で開催。テレビやラジオ番組、映画に出演するなど、タレント、俳優としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 iPadの発表でeぺーバー化が話題になっていますが、やはり手軽に読める文庫本は手放せません。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.