気の強い女

 いつ頃かと問われれば,はっきりした返事はできません.しかし,この数ヶ月,右腕が思うに任せない状態が続いていました,いわゆる「五十肩」というものでしょうね.痛みがあるために腕を自由に動かすことができませんし,日常の何気ない動作の時に,急に激痛を感じたりして,それはそれで厄介なものです.昨晩のこと,私が布団に寝っ転がって本を読んでいるときに風呂上がりのツレアイがやってきました.疲れているときには時々腰をマッサージして貰うのですが,ふとひらめいて,右肩をマッサージして貰いました.揉むというのではないのですが,彼女の両手で右肩を包んで貰いますが,これを「癒気(ゆき)」というそうですね.というのも,彼女は大変「気の強い」人でして,風呂上がりなど自分でもコントロールしにくいほどに気があふれ出すのです.その「気」を五十肩で苦しむ右肩に当てたところ,何と言うことでしょう!暖かさを感じてすぐ,完璧とは言えないまでも,右肩・腕の動きがずいぶんと楽になったのです.もともと「気の強い女」であることは(誰よりも)承知していたつもりですが,これほどとは思いませんでした. :mrgreen:

 今日は次男の卒業式,訳あって2年間の休学の後に迎えた最終学年でしたが,修士課程への進学も決まって,気持ちよく今日を迎えることが出来ました.先日新調したスーツに身を包んで,昼過ぎに自宅を出ていきました.その直後,MQJの仕事で高槻市役所へ出向くために昼で勤務を終えたツレアイとキルトを阪急西院まで送り,帰宅後は夕方の搬出のために三男の荷物づくりのチェック.前後を利用して郵便局や銀行の用事を済ませ,定刻の16時にクロネコヤマトが到着,長男のサポートを得て何とか無事に送り出せたようです.
 夕飯を終えてホッと一息,実は今日は亡父の命日でもあるのです.85年3月26日のことですが,当時私達は十条大宮の公団住宅におり,実家で父の側に付き添っていた次兄とツレアイが,父の容態の急変について電話でやりとりをしている最中に亡くなったのでした.そのちょうど一年後に,上鳥羽の家へ引っ越したのですが,それからすでに20年余り.風呂に入ってさっぱりしてから,来し方を振り返りつつ,焼酎を頂こうと思います. 😉

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.