台風13号の影響で出発を1日延期しましたが、9月20日(土)〜22日(月)の2泊3日、今年の合同社会調査実習の本調査を無事終了することができました。台風の雨に洗われて、空気が大変きれい!ほんの一時のにわか雨をのぞいては、大変気持ちのよいお天気でした。例年同様に京都大学と関西学院大学、今年はそれに加えて京都教育大学・法政大学の学部生、愛媛大学の研究員の参加もあって総勢80名の大所帯。いつもながらの現地サポーターの協力と、たくましいチューター陣の奮闘の結果、大変中身の濃いものとなりました。教員チームは主として挨拶回りですが、東京出張直前の浜峰さんと久しぶりに会うことができたこと、サポートしていただいている熊野市長・御浜町長にも面会できて直接お礼を申し上げることができたのは何より。全行程終了後、拙宅でM兄、momoさんと打ち上げ。例によって、誰一人他人の言うことを聞くことなく自説を主張するという展開は、はっきり言って近所迷惑。 皆様、お疲れ様でした。
学生たちからは、「私たちが調査している間、先生たちは何をしているのですか?」との質問をよく受けます。参加者の一部からは、「みんなが熱心に聞き取りをしているというのに、温泉に入ったりうまいものを食べたりして遊んでいるのでは?」などと疑惑の声が寄せられていたりします。もちろん、温泉にも入るし美味しい魚もいただきます。しかし、私の運転する車にF兄・M兄が同乗し、通い慣れた山道を走りながら集落の変化を読み取る作業に少なからぬ時間を割いてもいるのです。「限界集落」などと言う一方的なラベルではとても表現しきれない地域の現実、10年間つきあってきた調査地の変容を少しでも肌で感じたいという思いがあることだけは、わかって欲しいですね(なんか、言い訳がましいなぁ 🙄 )。