今日は敬老の日、ツレアイを誘って和歌山へ行ってきました。先日和歌山県立博物館へ(ひとりで)行ったばかりですが、彼女にも是非展示を見て欲しかったことと、博物館長さんの講演を聴きたかったので再訪することに。ところが、数日前から彼女は足の小指を(たぶん)骨折中、にもかかわらず湿布+足袋靴下+雪駄という組み合わせで日帰り小旅行。さすがにシルバーウィークとかで、高速道路は大混雑、JRも指定席は完売状態。結局、往路はオーシャンアローの普通席(京都が始発ですからこれは楽勝)、帰路は何とグリーン席! 慌ただしくも贅沢な一日は、彼女の足下と同様に、とても賑やかに過ぎていったのでした。
当初は京都駅8時29分の新快速に乗って、大阪からは前回同様に紀州路快速へと乗り継ぐつもりだったのです。しかし、すんでの所で新快速を逃し、足を痛めている彼女をかばいつつ(というフリをしつつ)構内を歩いていると、新宮行きオーシャンアロー出発の表示が。ホームに降りてみると、自由席はがらがら。「ま、せっかくの連休やし、旅行気分を楽しもう」ということで、そのまま席を占めました。車内のアナウンスでは「指定席はすべて売り切れ」とのこと、さすがに連休ですね。次の新大阪ではかなりの席が埋まり、天王寺では通路もデッキも立っている人が一杯。
和歌山駅からはバスに乗って10分弱で「県庁前」、徒歩数分で和歌山県立近代美術館、駆け足で展示を見てから館内のレストランで早めのランチ。その後隣の博物館へ移って展示の鑑賞、13時30分からまた美術館に戻って「日本の神像—研究の最前線—」(講師:和歌山県立博物館長・伊東史朗氏)を拝聴してきました。個人的には既存の知識の整理という意味合いが強かったのですが、それなりに勉強になりました。終了直前で中座したのは申し訳ないのですが、やはり、彼女の土産購入時間を保証せねばなりません。やがてホームに入ろうとすると、トラブルのために13分の遅れとか。こんなことなら、講演を最後まで聴きたかったと思っても後の祭り。それでも、グリーン車の贅沢なシートに疲れもとれて、気持ちよく帰ってくることが出来ました。