昨年9月に惜しまれながらも閉幕した染屋町寄席、
昨晩の番組は次の通り。
- 七度狐(桂二乗)
- さすがに緊張していたのか、いつも以上に出だしの声が甲高く、何度も噛んでいたのはいささか聴きづらい。普段のネタ繰りが不足しているように思えて仕方ありません(28分)。
- 狸賽(桂ちょうば)
- 私はこの人はけっこう評価しています。話しがはじまると、年齢以上に落ち着いた語り口がとても心地よいのです。狐の次に狸と、2人会を意識した演出ですね(19分)。
- お楽しみ(桂都丸)
- 今年「塩鯛」を襲名されるのですね、楽しみです。今夜は若いときの思い出話で軽く、ま、そんなもんでしょう(20分)
- 中入り
- ふぐ鍋(桂二乗)
- 入門以前のふぐ屋でのアルバイト経験で場をわかせ、だいぶ落ち着いた噺となりました。ただ、ネタがばれているので、今夜のようなありがたいお客さんばかりでないときに、はたしてどうなるのか(22分)。
- 肝潰し(桂ちょうば)
- ふぐの肝の次は人間の肝と、ここらあたりも遊んでますね。ざこば師に稽古していただいたのでしょうね、ある意味で師匠以上に落ち着いて聴けますね。ただ、最後の兄が妹に出刃包丁を向ける場面、「天国で会おう」という台詞でしらけてしまいました。ここは「極楽」ではないかとおもうのですが、米朝師のものを調べる必要があります(36分)。
いい会場でいい客でしたが、果たして2回目以降はどうか? 私も授業がはじまると、ちと参加はつらいかな?