9月4日(火)〜6日(木)まで、滋賀県
一日目の夜は「卒業研究進捗状況発表会」、個人差はあったとしても、皆さんそれなりに大学生活のまとめの作業に熱心に取り組んでおられます。二日目は、朝食後に私から30分程度の「琵琶湖学」のレクチャー、その後渡船をチャーターして沖島へ。暑い中ではありましたが、島の中を自由散策。島内の西福寺で坊守に寺宝である「虎斑の名号/正信偈」を解説していただけたのはラッキーでした。写真は漁港そばにある「バス停」。ん?橋もなくフェリーもない島に何故バス停が?答は、対岸の堀切港から近江八幡駅へのバスの時刻表なのです。これと渡船が連動しているというわけ。昼食は漁協にお願いした湖魚満載のお弁当、しかし暑さが厳しく予定を早めに切り上げて長命寺港へ。元気な諸君は808段を上って西国三十一番札所へのお参り、もちろん私は荷物番。
二日目の夜は湖畔のバーベキューで大盛り上がり。私はひたすら肉を焼き、やきそばを作っておりました(特製もやし焼きそばポン酢風味)。最終三日目は宿舎近くの長命寺バス停で解散。一部の学生と一緒に、近江八幡の水郷めぐりを堪能。18年前の寒い時期に来た覚えがありますが、その時はコタツを囲んで「すき焼き」を戴きました。赴任当初の松阪から牛肉を持ち込んで盛り上がったことを思い出します。今回は昨日ほどの暑さもなく、葭原を渡る心地よい風のおかげで、のんびり・贅沢な時間が過ごせました。その後市内に戻っての街並み探検。近江商人の町らしく古い街並みが続く一角に突然現れたのがこの光景。何ともはやすごい街灯ですが、黒壁以前の
滋賀県は京都からも近く、ことに湖東地区は大阪の通勤圏として都市化の進展が急ピッチですが、それに伴って(あるいはかなり遅れつつ?)景観政策が進展してきたのはそれなりに結構なことです。大半が大阪在住の我が学生たちにはこれまであまり縁がなかったようですね。しかし、帰りに立ち寄ったアンデケンやたねやのような甘味、またティファニーのようなおしゃれな近江牛レストランなどはよくご存じ。これらをきっかけに、近江八幡の歴史・環境・まちづくりなどへもぜひ興味の幅を広げてほしいものです。