9月22日(土)〜25日(火)にかけての3泊4日、合同社会調査実習の本調査に行ってきました。早いもので、この催しも10年目となります。今年は熊野市に加えて御浜町の協力をいただき、7班に分かれての実習も大過なく終了することが出来ました。いろいろありましたが、毎年新しい発見と課題をいただくことができます。写真は初日夜の宿舎での打ち合わせ、調査対象地域の航空写真を囲んで現地サポーターから地域の変遷について説明を受けているところ。もちろん、事実の報告であって、何らかの意図を含んだアリバイのためではありません。
学生諸君は班毎に事前にお願いしたアポイントメントに従って、現地サポーターの指示と協力を得ながら、チューターの運転する車で移動します。その間、教員は対象地区の代表者や世話人の皆さんに順次挨拶に回り、あわせて学生諸君の様子を確認することになります。写真は、熊野市甫母町の港から集落を見上げたもの。小さな集落ですが、学部生対象の社会調査の授業では、コンパクトにまとまった地区の方が全体像が確認できて学習効果はあがります。ちなみにこの地区にはかつて何度か利用した素敵な民宿がありました。古いがシッカリした建物、新鮮な魚を活かした料理、暮らしの年輪を窺えるおばさんの語り、残念ながら数年前に亡くなられてしまいましたが・・・。この調査実習の期間は、私にとっては想い出捜しの時間でもあるのです。