明日から授業再開、正月休みの気分を払拭するという名目で、映画を観てきました。年賀状の処理を済ませて家を飛び出し、向かったのは久しぶりの京都シネマ、観たのは『小津の秋』。いつもなら映画の後は下のレストランでビールを飲みながらの作品評となるのですが、三男が今夜東京へ戻るということですぐに自宅に戻ってランチ。夕食後に長男が京都駅まで送ってくれたので、一息ついてのこの書き込み。しかし、記事を書くために映画のサイトをのぞいたのですが、いきなり主題歌が流れます。正直、このようなサイトの作り方は好きではありません。flashも音楽も、観る側の環境と選択に任せることが重要と考えています。 せっかくの映画の余韻を汚されたようで、残念です。
監督は野村恵一ですが、『二人日和』に続く作品、ただし二人日和の原題は『TurnOver』、この映画は2005年2月18日に同じ京都シネマで観ています。藤村志保と栗塚旭が京都を舞台にしての夫婦役、今回は舞台を信州・蓼科に移しての、
前任校のセミナーハウスが蓼科にあって、ゼミ合宿や家族旅行で何度も訪れた場所。ただし、実際に行ったのはほとんどが8月の夏休み期間中。スクリーンに展開する秋から冬にかけての蓼科の風景は、直接知らないだけに、大変魅力的です。そこで展開される物語、ストーリーの中軸は私にはあまり興味が持てません。 😎 沢口靖子も頑張っていますが、やはり藤村志保の演技力とはキャパシティーが違います。栗塚旭は小津映画で言えば笠智衆の役所、いい雰囲気で渋いです。ま、個人的には前作の方が好きですがね。