生命の親

新玉と日向夏、しめ鯖の酢の物 五代目・古今亭志ん生の「火焔太鼓」は、通勤途上のiPodでよく聴いています。マクラで呼び込みの例としてモギ取りの見せ物の口上、「人間として生まれた以上は見ておくもんだよ、生命の親だよ!」。なんだと思ってみてみると、丼に飯が山盛り・・・。さて、昨晩は久しぶりにsampe氏と阿吽坊へ。ここしばらくは私の数倍の仕事量をこなしていた彼はさすがに疲れ気味、美味しいものをいただいて元気を取り戻そうと。写真は「新玉と日向夏、しめ鯖の酢の物」という、いささか説明的で冗長な名前ですが、ともかく野菜中心のバランスよいメニュー。マスターとの掛け合いも久しぶり、やはり私にとっては「生命の親」となる店と料理でした。

 昨晩いただいたものは、このわた・ホタルイカ・小鮎の天ぷら・インカのめざめのサラダ・茎わさび、それに仕上げの煮麺。「このわた」とくれば日本酒といきたいところですが、ぐっと堪えてワインを楽しみました。
 金曜日の夜の予約なしということで少し心配したのですが、20時過ぎに到着した店内は落ち着いていました。偶然でしょうが、我々以外の客は大半が外国人カップル、それも男同士が多いのが面白い(こちらもそうですが)。別の仕事で同席できなかったharimayaさんには、空の皿と飲みかけのワイングラスの写真をエール代わりに送信。生命の親に元気をいただき、落ち着いた気分で帰宅できました。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.