勤務先の提携校である韓国・釜山の女子大学から、26名の学生が日本語・日本文化研修にやってきました。今回初めて知ったのですが、釜山から大阪までのフェリーがあるのですね。12日(月)の午後に釜山から乗船して、13日(火)の午前に大阪着と言うことですが、急ぎでないならのんびりとそして安価な移動手段として魅力的です。13日はバスで大阪市内観光の後、夕方吹田市内の宿舎へ。短期滞在型の学生寮が国内各所にあることも、今回初めて知りました。14日(水)から始まった約4週間の研修期間、彼女たちにとってもこちらの学生たちにとっても、いい体験ができればと思っています。開講式・歓迎会・オリエンテーションと行事が続き、ランチ抜きで帰宅したのですが、夕飯の仕上げはこの写真。ご存じですか、
私自身は韓国へ行ったことはないのですが、縁がなくはないのです。学生時代に友人たちと始めた研究会の一つに、外国人被爆者の問題がありました。入学後の最初の大学祭に向けてクラスで何か展示をしようと言うことになり、被爆二世である友人が提案したのが外国人被爆者問題。それまで「唯一の被爆国」としての被害者視点でのみ語られがちであった問題を、加害者の視点で捉え返そうというもの。その友人たちを中心とする活動は市民運動として今日まで続き、在韓被爆者への国家補償を求める取り組みの集大成として、日本政府に向けた大規模な裁判を現在も係争中です。
さて、今回の研修では日本語の授業と日本文化の講義、それ以外に日本人学生との交流の時間も。ハングルの授業担当者の協力を得て、授業時間内で学生同士が日本語と韓国語を駆使した(?)やりとりが期待できそうです。
参考までに パンスタフェリ