一日中雨、朝の散歩も映画も諦めて、終日部屋の中で家事や読書。冷蔵庫・冷凍庫の掃除で夕飯、写真は冷凍庫から発掘したむきエビを使った「カボチャのエビ餡かけ」。淡泊なカボチャに、素麺つゆの残りを薄めた餡をかけました。読書と言えば、ワンクリックで購入後開封せぬままの本がアチコチに。その一つを明けてみると、
この本は著者が好む詩を紹介しつつ、その詩・詩人と自分にまつわる短いエッセイを付けて構成されています。取り上げられているのは全45品、萩原朔太郎・北原白秋・中原中也・上田敏など。その多くは私も記憶に残っているものですが、恥ずかしながらほとんど知らなかった金子みすゞ・新川和江・石垣りん・茨木のり子といった女性詩人たち。タイトルは、
朝やけ小やけだ
大漁だ
大ばいわしの
大漁だ。はまは祭りの
ようだけど
海のなかでは
何万の
いわしのとむらい
するだろう。
面白いですね、例えは悪いかもしれないけれど、魚の立場からの「生活環境主義宣言」のようで楽しめました。お盆休みには、改めてゆっくりと朗読を楽しむことにします。