8月22日(土)、「第一回江戸の噺家落語会@阿吽坊」というイベントを開催、大変いい内容で無事に終了することが出来ました。以前から阿吽坊で落語会をやりたいという話はよくしていたのですが、具体化したのは今年の5月。東京の幹事さん4名と相談し、お盆休み直前の阿吽坊での開催となったのでした。店のキャパシティぎりぎりの参加者でしたが、落語会も懇親会も(ほぼ)満足できる内容、できることなら次年度以降も是非やりたいものです。阿吽坊の大将、幹事の皆様、菊六さん、そして何よりもご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。写真は、幹事のお一人からいただいた大入り袋、菊六さんからいただいた手ぬぐいともども大事にとっておきます。
今回お招きした古今亭菊六さんは、古今亭円菊師のお弟子さん、師匠はあの5代目古今亭志ん生の晩年のお弟子さんとしても有名な方。ご本人はまだ入門して7年弱の二つ目さんですが、大変勉強熱心で、技術的にも大変しっかりした方でした。今回は、「やかん」「紙入れ」「船徳」の三席、タイプの違う三つの噺をきちんと演じきって頂きました。個人的には東京の方の噺を生で聴くのは滅多にないことなので、それだけでも嬉しい機会ではありましたが、江戸前の口調の良さと(おそらく)生来の育ちの良さから来るであろう、品のある綺麗な噺家さんで、将来が楽しみな方。それだけに、まだメジャーになる前に聴く機会を頂いたことに感謝です。