このところ、私も含めて家族全員がバタバタしていたこともあって、ココは大層ご機嫌斜め。今日も日曜日ではありますが、予定があるために朝一番でお母さんがココのご機嫌取り。ところが、彼は抱っこが大嫌いなのですね。この表情でおわかりの通り、何とか早めに逃げ出したいわけです。そんなココを留守番役にして、家族4人で私の生家へ日帰り強行軍。
私の生家は浄土真宗本願寺派の末寺、老朽化して雨漏りの激しい本堂の改修作業が急に決まり、兄姉一同に片付け作業の緊急集合がかかったのでした。しかし母からの電話では詳しいことは分からず、とりあえず家族4人で生家へ向かいました。我々の到着は午前11時前、すでに兄姉たちは片付け作業の真っ最中。そう、私は5人兄姉の5番目、つまり兄姉それぞれの夫婦がフルメンバーで参加、母を入れて全部で11人が勢揃いしたのです! たぶん、いつだったかの法事以来とは思いますが、それがいつだったかは分かりません。ともかくも、息子たちも予期せぬ「重労働」にあえぎつつ、数十年間にたまりにたまった種々の荷物、積もりに積もった大量の埃と闘いながら、夕方までの片付け作業となったのでした。私はと言えば、私ども夫婦以外はみな60代という高齢共同労働ではサボることなど許されず、夕方までに体重が1kg以上減少するほど、まじめに働いたのでありました。それでも、あるはずなのにないと思い込んでいた蔵書の数々と再会したり、子どもの頃の写真や通知表と数十年ぶりに対面するドラマチックなシーンを交えつつ、来客を理由に早めに失礼したのですが、帰路の車には欲しかった火鉢や懐かしい蔵書を満載し、収穫多い秋の一日でありました。