はじめてのお節

はじめてのお節

はじめてのお節,
originally uploaded by myonckr.

 朝一で今日の買い出しを行い、帰宅後はいよいよ調理開始。まずは豚ブロック4種(ロース・肩ロース・ヒレ・バラ)を塩豚にして冷蔵庫へ、根菜類は新聞紙で包み直してベランダで保存。本日のミッションは、数の子・田作り・黒豆の調理。まずは数の子、昨晩から塩水に浸けていたものを取り出して、皮膜を丁寧にとります。試しに囓ってみると少し塩が残っている感じ、レシピよりも薄めの漬け汁を作ってタッパに。次は黒豆、漬け込んでいた汁を鍋に入れて煮立たせ、そこへ黒豆を戻してひたすら弱火でコトコトと。何しろ、シワシワとなることを恐れているので、何度も差し水。その間、ごまめを煎り、蜜を作って田作りを仕上げます。少し蜜が強すぎたかもしれません。昼食を挟んで5時間程度煮た黒豆、私の好みは甘すぎず柔らかすぎず。ほぼ、イメージに近づいたところで火を止めて記念写真。さて、出来映えは?



 数の子ですが、スーパーの安売りの品を買ったので、大きさはやや小振り。塩出しの加減が心配なのですが、サンプル写真撮影後の味見では、やや塩が残りすぎたかなという印象。田作りは、煎り方はちょうどいい感じですが、どうしても引っ付いて、固まってしまいますね。黒豆は、甘みと硬さは私の好み通り、ただ、色が黒豆と言うよりも赤豆に近いんですね。このあたりは、いろいろと勉強しなくてはなりません。
 私は普段、煮物には本味醂のみで砂糖は使用しません。今回は手元の料理本を参考にしたのですが、驚いたのは砂糖の使用量の多さ。落語の「らくだ」に登場するように、かつての日本では「甘さがご馳走」であったことも事実、また、日持ちを意識して濃い味付けをすることも納得できます。しかし、やはりレシピ通りの砂糖を使うには躊躇してしまいますね。黒豆に用いた砂糖は、レシピの6割程度としました。さて、正月の来客の反応はいかに?

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.