寒中お見舞い申し上げます

 今日は年明け最初の授業日、午前中の授業で、「なぜ、正月はおめでたいのか?」「年賀状はいつまでに出すのか?」などといった話題を取り上げておりました。受講生が15名という少人数の授業ですが、年賀状を出したという学生はそのうち3名のみ、かくいう私も出さないのですが。そんな学生たちですから、例えば今日になって新年の挨拶状を出すには「寒中見舞い」とするのだといわれても、当然ぴんと来ないのです。その延長線上で、「暑中見舞いと残暑見舞い」の使い分けに言及したのは、これは授業の主題が二十四節気だったから。年末の記事でも言及したのですが、気象・気候の変化と生活を結びつけるこのような表現とそれに関する行事などは、いわば心のサプリメントみたいなものですね。できればそれを身体で実感して欲しいと、明日は京都で学外研修を実施します。寒さが続きますが、今年はヒートテックを着用しているので心配なし、楽しい一日としたいものです。

 行事と言えば、彼岸を知らない学生も多かったですね。春の彼岸にはぼた餅、秋の彼岸にはおはぎという説明にも首をかしげる仕草。中元と歳暮についても、テレビタレントのCMを持ち出すと、やっと頷いてくれます。そんな私の拙い説明よりも、先の記事でも紹介したNipponArchivesはとても上手に説明してくれます。「京都には24の季節がある」というコピーで、二十四節気を紹介しているのですが、昨日からは「小寒」のムービーが公開されています。オンラインでは、混雑具合で時々つかえることがあるのですが、iTunesでダウンロードしてから見れば快適です。ぜひ、ご覧ください。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.