新学期開始

昭和と平成3

 私の職場は阪急北千里駅から徒歩10分、千里ニュータウンのはずれ(?)にあります。北千里駅前の桜は今がピーク、その向こうには、築40年を超えた初期の建物と建て替えられた高層のビルが並んでいます。壁の色の違いが際立っていますが、それが桜の樹齢を表しているわけですね。その下を行き交うのは新学期を迎えた学生・生徒たち、入学式もほぼ終わりいよいよ新学期開始です。しばらくは、朝の歩道橋や交差点が混雑します、というのも、フレッシュ・ピープルの動きがぎこちないから。人の流れが安定するのは、結局大型連休明けでしょうか。帰路の北千里駅は、アクセスの歩道橋の上にまでつながる長い列。例年のことではありますが、通学定期を購入する生徒たちが並んでいるのです。これはこれで、新学期の年中行事でもあるのですね。

 私の職場では昨日から授業開始、購入したばかりの教科書の入った大きな袋を抱え、教室を探し求める新入生が初々しい。私はと言えば1限に社会調査法、2限に3年次の専門演習。どちらも3・4年生ばかりですが、ゼミには編入生が2名いるためにまずは自己紹介。ただし、名前を覚えることが目的のため、自分の前に自己紹介した学生の名前を確認してから自分の名前を言います。つまり、A・B・Cと順番に並んだとすれば、Cさんは「こちらはAさん、隣がBさん、そして私はCです」という具合。大半は2年間同じ教室で学んできた学生ですから顔見知りは当然ですが、以外と、フルネームを知らないのです。普段は名前で呼び合っている友人たちですから、改まって友人のフルネームを聞かされると「知らんかった!」となるのです。これはフレッシュ・ピープルに馴染んでもらうための方策ですが、実は教師自身の確認作業でもあるのです。2年経っても、案外学生の名前を間違えて覚えていることが少なくありませんから。 😀

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.