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ふとしたことから朝日カルチャーセンターで「修験道を学ぶ」が開催されることを知り、しかも3回目にはご本尊ご開帳期間中に現地解説と聞いて早速申込ました。①9月21日(金)②9月28日(金)の2回の講座はいずれも中之島の朝日カルチャーセンターでの座学、そして昨日私にとっては2度目の金峯山寺へ。講師は金峯山修験本宗宗務総長・田中利典師、著作やTwitterで精力的な活動は存じ上げていましたが、わかりやすくかつ熱の入った講義は大変面白く、夫婦とも楽しく学ばせていただきました。
ふとしたことと言うのは、今年春からBSフジで放映された(現在再放送中)「古寺名刹 こころの百景」という番組を見てからのこと。番組第2回目となる5月15日(火)の金峯山寺の回で、師が修験道の現在的意義について大変明確かつ熱意にあふれた発言をされていたことに感銘を受けたのでした。ご本人自身も、この時の映像については「編集が素晴らしい」と述べておられましたが、フジテレビに対する偏見(?)すら一部氷解させるような素晴らしい番組です。その後、数冊の本を求めて読み出したところへ、今回の講座情報を得たと言うことです。師の「近代と戦う」姿勢、修験のもつ「身体性」の魅力にいよいよ興味が深まってきました。まだノートの整理も出来ていないので詳細は報告できませんが、昨日山で買い求めた物を含め、現時点での参照文献は以下の通り。
- 石川知彦・小澤弘『図説 役行者』(河出書房新社、2000年8月)
- 役行者千三百年御遠忌記録編集委員会『新時代に向けた修験三本山の軌跡』(国書刊行会、2003年2月)
- 田中利典・正木晃『はじめての修験道』(春秋社、2004年11月)
- 田中利典『吉野薫風抄 修験道に想う<新装版>』(白馬社、2005年5月)
- 週刊仏教新発見06『金峯山寺』(朝日新聞社、2007年7月)
- 総本山金峯山寺『山伏・修験道の本尊 蔵王権現入門』(国書刊行会、2010年9月)