京都・らくご博物館【夏】vol.14

考えない女 今日も暑い一日でした。制度上休みを取らなくてはならないけれども、実態上休みを取れないツレアイは、午後からの半休。入魂の(?)手作りめんつゆで少し遅めのお昼ご飯を素麺で済ませ、出かけた先は京都国立博物館。彼女念願の「着物で落語」を実現することが出来ました。夕方とはいえ日射しのきつい博物館、ほとんど人影もなく噴水さえ止まっている園内をうろうろと。「考える人」の前で「考えない女」を演じていただきました。 :mrgreen:


 「らくご博物館」も数えて14回目、すっかり定着したこの会には固定客もシッカリついて、特にここ何度かは必ず立ち見客がいるという盛況ぶり。今日の番組は次の通り。

道具屋(桂 雀喜)
雀三郎さんの一番弟子、はじめて聞きました。前座ということもあって、奇をてらわない素直な噺でした。10年を越えているのですから、もう少し安定した語り口であってもいいかなと。ご本人のサイトもお持ちです。ひらけ!ジャッキッキ(15分)
堪忍袋(桂 つく枝)
このネタは第279回市民寄席で聞いています。あの時と同じくツレアイは隣で最初から爆笑モード。若いときの南光さんが「ちりとてちん」で売り出していた頃を彷彿とさせます。他の噺も聞いてみたいと思いました。(25分)
青菜(桂 小米朝)
報道されているとおり、来秋には「五代目 桂米團治」を襲名されます。この人にはそれしかないのかも知れませんね。漫談は上手ですが、落語は下手です。今日の「青菜」も、聞くのが辛いです。何も羽織を着て座布団に座らなくてもいいのではありませんか?(22分)
中入り
開場前から、次回のチケットを入手する行列が出来ていました。中入りで落ち着いた頃に受付に行ってみると、好きな最後尾の通路側のキャンセルがあったので2枚買いました。10月26日(金)ですが、大丈夫かな?
お玉牛(桂 米平)
私よりも8歳年下なのですね、ちょっとびっくり。このネタを聞くのは久しぶりのような気がします。個人的には、やはり三代目春団治の噺ですね。米平さん、全然悪くありません。予告通り(?)、25分前におりました。(23分)
饅頭こわい(桂 雀三郎)
気がつけば、当たり前のようにトリをとる存在になりました。私は結構好きなのですよ、彼の落語。ドタバタとうるさいように思えても、さほど季節感を感じさせないこのネタを、真夏の夕涼みから入っていく気配りには年季を感じさせます。誰もが知っている噺ですが、ちゃんとだれさせずにオチまで持って行くのは、やはり立派なものだと思います。(35分)

 会場を出たのは21時前、それでも博物館の庭には熱気が残っていました。帰宅後に干物を焼いてツレアイと遅い夕食。NHKの21時のニュースの最後に、「熊野大花火」の映像が流れていました。satoshi-kさんは、今年はのんびりと見ることが出来たのでしょうか?気分的には、夏も終わろうとしています。けど、明日も暑いんだろうなぁ。 😕

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.