宮部みゆき『誰か』

 宮部みゆきの本は、文庫化されてから購入して読むことにしています。冬休みがあけて最初の通勤車内読書は『誰か』。7日(月)、四条烏丸で用事を済ませて阪急に乗る前に立ち寄ったKUMAZAWA書店、いつものように文庫本の新刊コーナーへ立ち寄ると、目についたのがこの本。最初に確認するのは奥付の日付、自分が未購入であることを確認することが習慣化しています。何しろ、司馬遼太郎や藤沢周平、池波正太郎と言ったところでは、同じ文庫本を2度購入することなどざらでしたから。 😉

ごく平凡な事件が、
人生の闇への入り口だった
事故死した男の過去をたどった末に見た光景とは?

 今回の作品は、その執筆時期が『模倣犯』の後、こちらはちょうど2年前に読んでいました。いずれも寸暇を惜しんで読み進める魅力を備えた作品ですが、『誰か』のほうがはるかに読みやすかったですね。評論する気はないので詳細は書きませんが、自分を今作の主人公に置き換えて読むと、非常にわかりやすい(あるいは先が読める!)という印象を持ちました。もちろん、買ってソンはありません。できれば、上記リンクからどうぞ。 :mrgreen:

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.