先週末は、三重県熊野市から山陰旅行の帰りにsatoshi-kさんが京都へ立ち寄ってくれました。土産にもらったのはサイコロ二つではなく、金山パイロット農園のくまのそだち2本。一昨日の夕飯には、これも熊野市のTさんから送っていただいた熊野地鶏を夕飯に。昨晩は東京での催事を終えた浜峰さんから送っていただいた常陸野ネストビールで乾杯。そして、今朝一番で届いたのは尾鷲まるごとヤーヤ便の第一弾と、このところ食べ物を通した友人・知人たちとのやりとりが続きます。豊かさとは、幸せとは、いろいろと考えさせられる、つながりの夏であります。
今期の授業はあと1週で終わりますが、担当科目の一つに生涯学習論があります。2名の教員で分担しているのですが、私の方は学生たちにライフコースを考えることをテーマに授業を進めてきました。その際、国民生活白書(内閣府)を教材に使用してきたのですが、この数回のテーマが「豊かさ」。白書によれば、豊かさとは人とのつながりであって、社会の各層でつながりが希薄化している、だからこそつながりの再構築が必要であると。受講生の若い女性たちの考え方は来週のレポートに書いていただくのですが、私にとってのつながりは、先に紹介したような前任校時代から始まったフィールドで出会った人々とのそれ。これが10数年経過しても食べ物を通して再確認され、再構築されていることは事実です。つまり、内閣府お墨付きの豊かな暮らしをしているのだなぁと感じ入っております。もっとも、財布の中身との乖離は否定しがたい現実ですが。