年を重ねると正月は楽しくなる

枕宝布

 今の住居で9度目の正月、ここ数年元日には町内の綱敷行衛天満宮にお詣りした後松尾大社へ、二日は今年から新熊野神社および今熊野観音寺へお詣りに行くことにしました。松尾大社へお詣りする理由は我が町内が氏子地域であるということですが、熊野にお詣りするのは20年来熊野地域とつきあってきたから。当初行政との関わりで始まったお付き合いは、その後学生の社会調査実習のフィールドとして、複数の大学で取り組む年中行事として今日に至っています。熊野三山へは毎年お詣りしていますが、京都にある熊野三山とのお付き合いはこれまでほとんど無し。昨年の夏休みと秋の御鎮座850年祭の二度の出会いを大切にしたいと、初詣の対象となった次第。以前なら大晦日から三が日は「何が何でも飲まねばならぬ」という強迫観念に支配されていた所ですが、ここ数年は朝のウォーキングに始まってその日のうちに寝るという至って健康的な過ごし方、加齢とともに人生と素直につきあう気持ちが強くなってきて、楽しいことこの上ありません。

 写真は昨日今熊野観音寺でいただいた「枕宝布(マクラカバー、700円)」、頭痛封じ・ぼけ封じ・開運厄除・健康長寿の御祈祷済み。後白河法皇の頭痛封じに由来するものですが、何しろ毎晩のように夫婦でマジぼけ対決。これは何とかせねばと早速2枚いただいて、昨晩から使い始めました。果たしてどの程度の御利益か、などという子供じみた懐疑的・対決的な態度ではなく、こちらも素直に自分に向き合って、大人のお付き合いを心がけたいと思います。

投稿者: myon

このブログの管理人は,京都の下町に住み,大阪の女子大に勤務するお気楽オジサンです.通勤車内の読書記録・上方落語鑑賞メモ・料理食べたり作ったり・同居猫ココの日常などを主なコンテンツとしています.