小三治

 京都みなみ会館で9日(土)から始まったドキュメンタリー映画「小三治」、早速観てきました。彼は落語家としてはじめて人間国宝となった5代目柳家小さんの弟子で、立川談志の弟弟子にあたる人。残念ながら私は生で聴いたことはありませんが、独特の間を持つ人で、聞き手に緊張を強いる談志の芸風とは正反対。若い頃は目線の鋭さがとんがった印象を与えていましたが、いまは哲学者然とした風貌がいい味わいとなっています。以前、枝雀さんが亡くなった時の逸話ですが、訃報を聞いた時に「苦しんでいるのはおめえだけじゃねぇんだ」と言ったとか。これも有名な逸話でご本人が喋っていますが、師匠である小さんが彼の噺を聞き終えた後ぽつり、「おめえの噺は面白くねぇなぁ」。この言葉が、彼のその後の落語との戦いのバネとなっているのでしょう。私自身は、面白いと言うよりも「おかしみ」を持った人と受け止めています。苦しみの後からにじみ出てくるおかしみを感じさせてくれる噺家さんであり、喋らなくてもじっと顔を見ているだけでいつしか微笑んでしまう、そんな印象を持っています。映画の中では彼の落語観・芸談が随所で披露されますが、結局はたった一つのこと、それは芸ではなく人間が大事と語っているわけです。落語に興味のない人にもぜひご覧頂きたい、いい作品です。
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Bluetooth対応マウス

おび天 昼休みにanhiroshiさんから携帯にメール、日南土産の「おび天」を留守宅に届けたと。いやぁ、実はこれ大好物なのですね。休暇で宮崎に行かれると言うことで、「宮崎土産は絶対これ!」と、夫婦で強調しておいたもの。もちろん、土産に買ってこいと言うつもりでは決してなかったのですが・・・、みんなで美味しくいただきました 😉 。食事を終えてから、昼間に届いていた宅配便を明けてみると、中に入っていたのがプリンストンテクノロジー Bluetooth対応オプティカルマウス(ブラック) PSM-BT1BK。このところMacのBluetooth機能で遊んでいたので、ついでにマウスを使いたくなって発注していたもの。早速使用してみましたが、反応がきびきびとしていて快適、職場のWiondowsマシンの赤外線マウスがイマイチ使いづらいこともあって、とても感動しています。
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伝承というドキュメンタリー

 普段の食材以外の買い物は、その多くをamazonあるいは楽天を利用します。当然のように、いろんなDMが日々届くわけですが、そのほとんどはパス。しかし、落語関係のものはつい見てしまいますね。先日のDMで思わずクリックしてしまったのがこれ、立川談志 立川談春 親子会 in 歌舞伎座 ~伝承というドキュメンタリー~ [DVD]。昨年6月28日に歌舞伎座で行われた親子会の模様を収録したものですが、いやぁ感動しました。私は東京の噺家さんの動向には疎く、談春という名前を知ったのは、たまたま書店で手に取った赤めだかという本の著者として。「第24回講談社エッセイ賞」を受賞したということで書店に平積みになっていたものを購入したのですが、これはこれでなかなかのもの。この談春という人、とんがった芸風の師匠・談志に対して、若いけれど(それ故に)柔らかく、しかし志ん朝の華やかさとは明らかに違う立川流の骨太落語。2枚組のDVDには落語三席の他に、当日の舞台裏の様子や関係者インタビューもあって、かなり楽しめます。次回の拙宅での落語勉強会用に、いい教材が手に入りました。
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サラダが美味しい

これは優れもの 前々から欲しかったレタスの水切り器、正確にはサラダスピナーというのだそうですね(商品名か?)。風邪で休んでいる間にクリックした(らしい)買い物ですが、ツレアイに初めてほめられました(これは使えると)。購入した商品は、OXO クリアサラダスピナー(小)、水洗いしたレタスをかごの中に入れ、フタをしてから上の黒いノブを押さえると勢いよくかごが回転します。かごとボールの隙間には水がどっと飛び散り、2〜3回繰り返してざるを取り出すと、ボールの中にはたっぷりと水が残っています。手回しなら疲れもするでしょうが、ノブを押すだけなのできわめて簡単。いやぁ、これは楽しい。いかがです、欲しくなったでしょう? リンクをクリックして、購入してください。 😀
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「見えない」壁を破りたい

 京都新聞10月5日(日)に掲載の「やすらぎトーク」に、松永信也さんが登場されています(オンラインでは後日更新されます)。このブログでは、afiaさんつながりということもあって、見えない世界で生きることという記事で著書の紹介をしたことがあります。私自身は面識はないのですが、ご自身の体験を経験化する=本質をわかりやすく他人に伝えることの上手な方だと思います。ついでに同じ京都新聞の記事を検索してみると、京都駅ビル開業10周年の特集記事にも「10年前に失明した視覚障害者」として、登場されていました。上記の私の記事には著書のamazonへのリンクも貼ってあります。ぜひ、ご覧頂きできれば購入お願いします。 😉

次に行きたいのは?

 9月5日(金)午後8時、NHK関西ローカルで放送されたかんさい特集『苦節を笑いに変えて 〜桂米朝一門 60年の軌跡〜』、ワインを飲みながら見ておりました。記事のタイトルは、番組最後の方で紹介されたどこかの落語会での客席からの質問、『次に行きたいのは、地獄or極楽』、我が米朝師の答は「楽屋」、見事な芸でありました。

 落語家で人間国宝の桂米朝さん(82才)。戦後まもなく四代目桂米團治に入門して、当時衰退していた上方落語の復興に尽力してきた。また多くの弟子を育て、一門は今60名を数える。しかし相次ぐ弟子の死など、その道のりは決して平坦ではなかった。今年秋、長男の桂小米朝が五代目米團治を襲名。一門は新しい時代を迎える。
 米朝さんと一門のこれまでと今を取材し、上方落語の継承される姿を描く。

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日本の歴史を漫画で読む

 今年の盆休みは縄文ロマンを楽しむというテーマ設定をしていたのですが、十分には果たせぬままに休みが終わりました。出勤前に立ち寄った阪急烏丸駅近くのくまざわ書店、普段必要な本はネットで注文しますから、時々は店頭で本の動きをチェックします。ベストセラーコーナーで目にとまったのが「漫画版日本の歴史」、これは

1998年3月「集英社版・学習漫画日本の歴史」全20巻として刊行されたものに文庫化にあたって新編集を施したもの

 2007年7月に第1刷が出てますからすでに1年前、全然気がつかなかったのですが、しばらくやみつきになりそうです。
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カスタムフィールドを(ちゃんと)使う

 先日から、カスタムフィールドのデータをプラグインを使って表示することで「読書中」の本を記事中に表示することをはじめました。お盆休みの時間を利用して少し勉強し、プラグインを使わずに表示させてみることにします。なお、ここ数日の記事に表示していたものからキーの名前を変更しましたので、当該の記事の書名の表示は消えています。
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新しいデジカメ

 このところ日常の用途(=ブログのネタ)には携帯電話のカメラをつかっているのですが、社会調査時に使用するため新しいデジカメを買いました。フィールドで困るのは突然の雨やちょっとした衝撃の可能性が高いこと、そのため、「耐衝撃」「防水」というキーワードでヒットしたのが、OLYMPUSのμ1030SW。これにシリコンカメラジャケットを着せ、メディアはというとピクチャーカードというのですね、2GBをセットで購入。研究費の支払い手続きが完了したので、早速今夜から使い始めました。記念すべき最初の写真は前の記事のトマト、やはり食べ物からは離れられません。
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2008年度予備調査に行ってきました

刺身定食 今年度の合同社会調査実習の予備調査、6月29日(土)30日(日)に実施しました。西宮組は吉野路・京都組は伊勢路というのが往路のパターン、ただ今回は大雨が想定されたので山の中を走る吉野路を避けることにして西宮組と伊勢自動車道・安濃SAで合流。いつもなら西宮組を待たせるところですが、今回からは新名神という強力な応援団を得て従来よりも30分以上の短縮、余裕を持っての行程が実現できました。往路の昼ご飯は、これも定番の紀伊長島・丸正の刺身定食、これがあるから少々遠回りであっても伊勢路はやめられません。
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